2019年
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獣舎改修で22年度オープンを もりおかパークマネジメント 市動物公園の再整備で会見

2019-10-05

 市動物公園の再生について会見するもりおかパークマネジメントの新沼正博代表取締役(左から2人目)

 盛岡市新庄下八木田の盛岡市動物公園の再生を担う、もりおかパークマネジメント(新沼正博代表取締役)は4日、今後の事業計画などについて記者会見を開いた。同社は盛岡市が資本金490万円を出資し、7月8日に設立した第三セクター。2020年4月に動物公園公社から業務を引き継ぎ、動物公園を運営していく。再整備事業では、老朽化した獣舎などの改修、民間投資による各種施設の整備などを予定し、22年度からの本格オープンを目指す。

 再整備事業に向けては、20年度は設計など準備期間があるため、すぐに工事には入らず、冬季休園までは従来通りの営業を継続する見込み。一方、運営の引き継ぎなどの関係で20年度は4月からの開園ではなく、6月ころからの開園を想定する。20年度の冬季休園から本格的な工事に着手。21年度は工事期間となるが、100%閉園するのではなく、再整備の過程も市民に見せられないか検討中。22年度の本格オープンを予定する。開園後は現在の閉園期間となる冬季も土日祝日などの開園を見込む。

 現在は大人500円、子ども無料の入園料についての見直しも検討していく。現在想定する入園料は、大人700円、子ども350円。19年の市議会12月定例会に、今後の入園料の上限などについて盛り込んだ市都市公園条例の改正を提案していく。

 同社では、19年度から21年度の「第1フェーズ」として、老朽化した獣舎の改修リノベーションの企画・設計・建設など公共による投資で施設修繕を行いエリアの価値の向上を図る。20年度からを見込む「第2フェーズ」では、レストハウスのリノベーションやレストランの整備、障害者就労支援施設の整備など官民連携で投資を行い、エリア価値をさらに上昇させ民間投資の環境をつくる。「第3フェーズ」では、高めたエリア価値をもとに、民間投資による保育園や民間複合施設などの整備を見込む。

 現在、動物公園再生の展示の目玉として想定するのは、岩手県が全国に誇れる営巣数のイヌワシ。具体的にはイヌワシのゲージを大きくして里山の中に生息しているような風景を見せていく。この他、エントランス部分の獣舎などの見せ方、植栽などの管理により遠近から見やすい動物の展示の仕方を検討する。

 ランドスケープ(修景)デザインは、陸前高田市の「箱根山テラス」、全国的には東京都千代田区の「星のや東京」などのデザインを手掛けているオンサイト計画設計事務所(東京都港区)が実施。もりおかパークマネジメントは、9月にオンサイト計画設計事務所とランドスケープデザインの基本構想策定について契約済み。

 もりおかパークマネジメント社は、市が筆頭株主で、マスコミや金融機関など11社の出資により、現在は資本金を990万円まで増額。9月9日付で市と業務委託契約を締結。現時点での社員は、新沼代表取締役とオガール代表取締役を務める岡崎正信取締役の2人。今後、19年度で解散する現動物公園公社から継続して働くすることを希望する職員を雇用していく。

 新沼代表取締役は「動物のため、子どもたちを含む利用者のため、動物公園の再生に粉骨砕身頑張る。動物公園がにぎわい、市民に再生して良かったと言ってもらえるようなものにしていきたい」と話した。



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