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大規模地震の発生想定し 市民ら約2000人参加 救出法など 盛岡市総合防災訓練 高松小など会場に

2019-11-03

倒壊建物からの救助方法などを消防署員から学ぶ地域住民

 2019年度盛岡市総合防災訓練(盛岡市主催)は2日、高松小、県営野球場などを会場に行われた。盛岡地区広域消防組合消防本部、警察、市消防団などの関係機関の他、地域の自主防災隊など約2千人が参加。大規模地震の発生などを想定し、防災関係機関と地域住民が一体で総合的かつ実践的な訓練を実施して災害時に迅速・円滑な応急対応ができるよう備えた。

 高松小の校庭では、倒壊した家屋などから負傷者を助け出す倒壊建物救出訓練、負傷者救出訓練が行われた。地域の自主防災隊などが倒壊した建物に体を挟まれた負傷者をジャッキやバールなどを使用して助け出し、担架やリヤカーなどで運び出した。

 指導した消防署員からは、負傷者が話せる場合はどこが挟まっているかを確認すること、現場にある木材などを支えにすることで、それ以上の倒壊から負傷者を防ぐなど臨機応変の対応が必要であることなどが説明された。

 この他、学校敷地内では洪水や浸水被害を防ぐために必要な土のう作り訓練、消火器を使用した初期消火訓練、火災時に水をかけることで火の勢いが強くなることを確認する天ぷら鍋燃焼実験など、さまざまな訓練や実験が行われた。参加者は、万が一に備えた対応を真剣な表情で学んでいた。

 倒壊建物救出訓練に参加した三ツ割鉢の皮振興会自主防災隊の川村賢一副隊長(73)は「訓練といえども緊張感を持ってやらないと、本当の救助の際にせっかく助けたいのにけがをさせてしまうことにつながる。痛いところなどをよく話を聞き、圧迫されている部分を取り除くなどが救出で大事なことが分かった。われわれの地域は平坦ではなく山なので、何かあったときに1軒1軒歩けない。何かあったときのために普段から声掛けなどをするようにしている」と話した。



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