2023年
12月8日(金)

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伝統受け継ぎ決意新た 岩手初の開校の母校へ 盛岡市立仁王小 創立150周年記念式典

2023-11-12

合唱で150周年を祝う仁王小の児童たち

 盛岡市立仁王小(佐藤淳校長、児童378人)の創立150周年記念式典(創立150周年記念事業協賛会主催)は11日、同市内丸のトーサイクラシックホール岩手(県民会館)で開かれた。約1千人が出席。本県で最初に開校した同校の歴史を振り返り、母校の節目を祝った。

 佐藤校長は「記念すべき日を迎え、改めて、仁王小で学ぶことに誇りを持ち、多くの方々が作り上げた伝統に感謝し、引き継いでいく思いを強くしたい。いま仁王小で学ぶ私たちが、さらに素晴らしい学校にしていくことを誓い合いたい。全校の皆さんと先生方で力を合わせ、新しい歴史を作り上げていこう」とあいさつした。

 来賓の内舘茂盛岡市長は「県内で最も長い歴史を誇り、多くの偉大な先人を輩出してきた。素晴らしい教育実践を継続し、地域と歩み、歴史と伝統を継承しながら、本市における初等教育の先進校としてますます充実、発展を」と祝辞を述べた。

 児童代表の藤岡未英さん(6年)は「素晴らしい学校で学んでいることを誇りに思い、日々、『すすんでやりぬく仁王の子』を目指し生活していきたい」と誓った。

 式典後は全校音楽集会が開かれ、各学年が練習の成果を披露。母校の節目に花を添えた。

 同校は藩校の作人館が前身とされ、1873(明治6)年、作人館修文所跡地に第一番小学校として開校。75(明治8)年に仁王小学と改称、1913(大正2)年に現在地に校舎が落成した。



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