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- 岩手大でパープルライトアップ 女性への暴力根絶訴え 「安心して学び、働けるキャンパスに」
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2023-11-14
女性に対する暴力根絶を訴え、紫に照らされた岩手大の正門
12日から25日までは、国連が定めた2023年度の「女性に対する暴力をなくす運動」週間。女性に対する暴力根絶のシンボルであるパープルリボンにちなみ、全国各地のシンボル的な施設を紫色に照らす「パープルライトアップ」が行われている。13日には盛岡市上田の岩手大で点灯式があり、紫に照らされた正門と本部棟が、家庭内暴力や性犯罪などの防止を訴える。点灯期間は17日までで、時間は午後4時40分から11時59分。
ライトアップは、今年で2年目。実施にあたり、クラウドファンディングで資金を調達した。
点灯式では、小川智学長と岩手大男女共同参画学生委員会の遠藤諒子代表(人文社会科学部2年)、クラウドファンディングに協力した佐藤興産ドローン事業部の小林学さんが照明のスイッチを入れた。
小川学長は「本学の学生、教職員が被害者にも加害者にもならず、安心して学び、働けるキャンパスにしたい」と訴えた。
本県では11月1日から30日までを、今年度の県「女性に対する暴力をなくす運動」の実施期間としている。岩手大のほか、東北電力岩手支社、釜石市民文化ホールTETTO、いわて県民情報交流センター(アイーナ)でもパープルライトアップが行われる。
県庁1階の県民室では、DV防止啓発パネル展が24日まで開かれる。12月14日には県警音楽隊の協力によるDV被害防止啓発ミニコンサートをイオンモール盛岡イーハトーブ広場で開催する予定。
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