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郷土のおやつを作る 盛岡農高で「食の交流会」 南部黒平豆のみそを使い

2023-12-01

地域の女性たちから「くるみ味噌つけたんぽ」の作り方を教わる盛岡農高人間科学科食物研究班の2年生

 魅力ある農村社会の構築などを目指す女性組織、盛岡地方生活研究グループ連絡協議会(三浦美恵子会長、13グループ約80人)は30日、滝沢市砂込の盛岡農高(菊池郁聡校長、生徒436人)で「食の交流会with盛岡農業高校生」を開いた。人間科学科食物研究班の2年生7人が、昨年と今年7月に仕込んだ「南部黒平豆(雁喰豆)」のみそを使い、地域の人たちから郷土料理の作り方を教わった。

 同交流会は、盛岡農高生へ郷土料理の知識と技術を伝承しようと毎年開かれ、今年で8年目。2022年からは新設予定の「道の駅もりおか渋民」で販売できる商品の開発を目的に、試作品の検討も進めている。「南部黒平豆」は盛岡市玉山地域などで多く生産されている。

 「岩手県食の匠」の認定者ら同会会員9人が同校を訪れ、「くるみ味噌つけたんぽ」「万能みそだれ」「かまやき」の3グループに分かれて調理に取り組んだ。

 「くるみ味噌つけたんぽ」は八幡平市安代地区の郷土料理で、素朴なおやつとして親しまれてきた。生徒は会員の手ほどきを受けながら、同校で栽培した米「あきたこまち」を炊いてつぶし、小さく丸めたあとに割りばしに巻くように握り付けた。

 すり鉢でクルミをすり、黒い色が特徴の南部黒平豆のみそ、砂糖、サラダ油などを加えてクルミみそを作った。はけを使ってたんぽに塗り、香ばしく焼き上げた。

 初めて味噌つけたんぽを作ったという岩脇瑞希さんは「焼く時のことを考えてご飯を成形するのが難しかったが、楽しかった。家にある材料でも作れそう」と関心を高めていた。

 同協議会の三浦会長(66)=八幡平市大更=は「おやつもコンビニで買える時代だが、ご飯とみそなど身近な材料でも簡単に作ることができる。よそから持ってくるのではなく、自分たちで作る大切さを若い人たちも感じてもらえれば」と話していた。



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