2024年
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秋のおはやし 県指定文化財へ 盛岡八幡宮祭りの山車行事 保護審議会が答申 山田町の神幸行事も

2024-02-03

盛岡八幡宮祭りの山車行事

 県教委の諮問機関の県文化財保護審議会は2日、無形民俗文化財2件の県指定文化財への新規指定を答申した。県教育委員会定例会の議決と県報告示を経て正式決定となる。県指定文化財はこれで407件となる。

 新規指定となるのは、盛岡八幡宮祭りの山車行事(盛岡山車推進会)=盛岡市=と、山田の神幸行事(山田八幡宮の神幸行事保存会、大杉神社の神幸行事保存会)=山田町=。

 盛岡八幡宮祭りの山車行事は、盛岡八幡宮の例祭で行われる。1709(宝永6)年ないし13(正徳3)年、例祭行列に城下町23丁から丁印や作りものを載せた山車が付き従うようになった。文化・文政年間(1804~31年)に祭りが盛大になり、山車も担ぐ形から、車輪で引く曳山へ変化した。現在は毎年9月14~16日に開催され、例年7~9台の山車が祭りに奉納される。

 巡行の際、山車の上の太鼓や、山車に付いた笛、鉦(かね)などで「南部ばやし」を奏で、「南部木遣り」の音頭を上げる地方的特色を持つ。旧盛岡藩領域での代表的な祭りで、同域の多くの山車行事に大きな影響を与えている。盛岡城下町の形成とともに発展し、山車を出す町組織や山車人形などを製作する職人など、城下町の人々が継承してきた重要な文化と認められた。

 山田の神幸行事は、9月15日の山田八幡宮の例祭、同16日の大杉神社の例祭で、神輿(みこし)の渡御を行い漁業の安全と大漁を祈願する行事。

 山田八幡宮の神幸行事では、八幡大神楽などに先導された神輿の後に、鹿舞など多くの芸能が行列となって従う特徴を持つ。大杉神社の神幸行事では、神輿が直接海に入り、県内で唯一「潮垢離」をする。いずれも多数の芸能を伴いながら、漁業の祈願をする文化的価値が認められた。



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