2024年
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「食べて気合い入れて」 盛農生が牛肉販売 和牛甲子園への出品牛

2024-02-17

育てた牛の牛肉販売会で、試食を勧める盛岡農業高の生徒

 盛岡農業高の生徒が肥育し、「第7回和牛甲子園」(1月18、19日、東京都で開催)に出品した牛の牛肉販売会が16日、盛岡市菜園の川徳で開かれた。生徒らが約1年半、丹精込めて育てた和牛は、最高の肉質等級A5ランクと評価され、大会では奨励賞を受賞。販売会は、いわちく(藤村明智社長)が食肉の流通と販売の場を体験してもらおうと、出品牛を丸ごと1頭購入し初めて企画した。生徒らは自慢の牛肉の試食を振る舞い熱心にアピールした。

 生徒20人が参加。地下1階の特設ブースで、サーロインステーキやヒレステーキ、すき焼き用の肉などをずらりと並べた。牛肉のほか同校特産品の米やみそなども販売した。

 開会セレモニーで、藤村社長が「生徒たちの熱い思いを紹介したい。ぜひ多くの県民の方に知ってもらいたい。消費者の方にお届けしましょう」とあいさつした。

 牛の肥育に携わったのは和牛甲子園班6人の生徒。鳴海巧太さん(3年)は「多くの時間と愛情を牛に注いで育て上げた。高校生でもできるところを示したい。食べて気合いが入る気持ちになってほしい」と意欲満々で販売会に臨んだ。

 生徒らは、よい肉質となるために牛の牛床を工夫。約40㌢のおがくずを敷き、ストレスを軽減し、厚みのあるバラ肉を目指した。坂本千穂さん(同)は「皆で放課後集まり、ブラッシングなどの作業をした。目指していたA5ランクで満足している。春からは大学に進んで、引き続き牛に関わる勉強する。きょうの経験も生かしたい」と目を輝かせた。

 矢巾町から訪れた30歳代の女性は、試食を味わい、「肉の香りがよく柔らかくておいしい。サシもきれいに入っていた」と感心し、ヒレ肉などを購入していた。

 いわちくでは今回の販売会のほか、全農いわてと共同で生徒らに肉質を学ぶ勉強会を開催。企画管理課の尾形泰道管理役は「生徒さんが1頭1頭大事に、丁寧に育てた牛。食肉として販売されるところを学び、これからの牛づくりにつなげてほしい」と話していた。



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