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平舘高家政科 中世の着物「水干」寄贈 3年4人が7カ月で製作、県博へ

2020-02-06

県立博物館で使用する「水干」を製作した平舘高家政科学科の畠山さん、松浦さん、大森さん、武田さん(左から)

 県立平舘高(谷藤節夫校長、生徒183人)の家政科学科で学ぶ3年生4人が作った歴史装束「水干(すいかん)」が5日、盛岡市上田の県立博物館(髙橋廣至館長)に贈られた。同館では生徒の活動内容を紹介するパネルとあわせ、3月中旬頃から公開する予定をしている。

 同校家政科では課題研究活動の一環として、2015年4月から生徒による同館の体験学習資料(ハンズオン資料)の補修や再現などが毎年行われてきた。これまでに、明治時代のドレスや女学生装束、雫石あねこ装束などを製作している。

 今回は、3年生の武田佳那美さん、畠山桃さん、松浦日向さん、大森愛実さんの4人が、平安時代から室町時代前期まで男性の簡易な平服として使用されていた水干の製作に挑んだ。4人は事前に同館を見学して先輩の活動内容を確認したほか、装束に関する講義を受けるなど準備を整え、6月に縫製を開始。日頃の学習を生かし、約7カ月をかけ、大人用と子ども用の各1着を完成させた。

 大森さんは「襟の緩やかなカーブを縫うところや、袖の飾りを付ける部分を頑張った。水干は、映画『千と千尋の神隠し』に出てくるハクが着ているイメージ。ぜひ博物館に来た人に着てもらい、映画のことを思い出したり昔の人がどのような服を着ていたかを感じたりしてほしい」と語った。

 引き渡し式では、同館からの感謝状も贈られた。同館の濱田宏学芸第三課長は「これまでに先輩方に造ってもらった衣装はとても好評で、大人はもとより子どもたちに夢を与えている。今回の衣装も、多くの方に楽しんでもらえると思う」と高橋館長の謝辞を代読した。



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