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雪像や巨大滑り台で出迎え いわて雪まつり 岩手高原など8会場で開幕

2020-02-08

会場に設置された雪像を見学する来場者

 第53回いわて雪まつり(同実行委員会主催)は7日、雫石町長山岩手山の岩手高原スノーパークをメーン会場に開幕した。今年は新たに鶯宿温泉を加え、雫石、滝沢、盛岡の3市町8会場が舞台。かまくらや雪灯り、スノーアクティビティーなど各会場ごとに工夫を凝らした取り組みを実施し、冬の岩手山南麓エリアに来場者を出迎える。11日までの期間中に、約15万人の来場を見込む。

 7日は岩手高原スノーパークでオープニングセレモニーが行われた。雪像制作に協力した陸上自衛隊岩手駐屯地の梅坪弘一第9高射特科大隊長が実行委員長の猿子恵久雫石町長に雪像を引き渡した。

 メーン会場の岩手高原スノーパークには、いわて雪まつり恒例の巨大滑り台(長さ40㍍、幅30㍍)の他、「SL銀河」や新幹線「はやぶさ・こまち」、鶯宿温泉のキャラクター「ケキョきち」、しずくちゃんなど協賛団体による8基の雪像を設置。雪像コンテストとして一般公募の2基を含め、合計10基の雪像がお目見え。巨大滑り台に併設して、スノーボードの留め具のない状態の板で斜面を下る「雪板」と呼ばれるアクティビティーも今年初めて登場した。

 開幕初日の7日は、平日ということで来場者の数は少なめだったが、それでも留学生の団体やスキー場を訪れた人が設置された雪像の前で写真を撮るなど、雪国ならではのイベントを満喫していた。お昼に近付くと、親子連れらが滑り台でそり遊びを楽しむ姿も見られた。

 ベトナムからの留学生で盛岡情報ビジネス専門学校日本語学科1年のグェン・ホアン・ロンさん(19)は「ベトナムは雪が全然降らない。寒いけれど、雪がきれい。雪まつりは初めて来た。雪像がかわいい」と母国では見られない珍しい風景に喜んでいた。

 山田町から家族4人で会場を訪れた山崎功遂ちゃん(3)、史遂ちゃん(3)の双子の兄弟は「楽しかった。下まで滑った」と滑り台を何度もそりで滑り降りた。父親の萌年さん(30)は「山田町は雪がなく、そり遊びも初めて。子どもたちが楽しそうにしているので、雪道を運転してきたかいがあった」と話した。

 新型肺炎の感染が拡大する中、インバウンドが多いいわて雪まつりへの影響も懸念される。実行委によると、メーン会場の岩手高原スノーパークの昨年のインバウンドは約1700人、台湾からの観光客が600人から700人と最も多いが、中国人も約200人含まれていた。新型肺炎の対策として今年は、会場入り口のインフォメーションで希望者にマスクの配布を行う他、会場内の休憩所内に手指消毒を置いた。

 猿子実行委員長は「人が多く集まる場所に極力行かなくなっているので、新型肺炎の影響はあると思う。インバウンドへの影響もどのくらいあるか。それを乗り越えて15万人近くの来場者を達成するためには、短期間なので天気次第という部分もある。何とかたくさんの人に来てもらいたい」と来場を呼び掛けた。



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