2020年
2月29日(土)

おかげさまで創刊50周年

全文を読む

環境に優しい 癒やしの炎を 長澤燃料店(盛岡) ペレットストーブ専用ショールーム開設

2020-02-13

一押しの新型ペレットストーブを紹介する長澤社長

 盛岡市茶畑2丁目の家庭用燃料販売業、長沢燃料店(長澤一信社長)がこのほど、自店と駐車場の一部を改装して、環境と人に優しくおしゃれな「ペレットストーブ」の専用ショールームを開設した。暖房器具製造大手トヨトミ(愛知県)の販売代理店として、設置・施工がまきストーブより簡易で、ボタン一つで着火できる商品を主に用意。炎を眺めてリラックスできる「非(火)日常の空間」を提供し、新規客を呼び込む。

 県内5店舗目の販売代理店「TOYOfire盛岡茶畑店」として、専用ショールーム(25平方㍍)を開設。トヨトミ製のストーブ(税別30万円~)を中心に、アウトドアに最適なコンロ(2万8千円)、グリルヒーター(2万9800円)など国内製造のペレット専用器具をそろえた。

 特にボタンで火がつく電気点火式と換気不要のFF式で、2018年にグッドデザイン賞を取った新型ペレットストーブ「mini(ミニ)」が一押し。ファンヒーターのような着火や片付けのしやすさを実演で説明する。


暖かさと癒やしを与えてくれるペレットストーブのショールーム


 ショールームの開設は、まきストーブの人気と、環境負荷の低い燃料が注目されていることから。暖炉などの炎は、人間が最も心地良いと感じるゆらぎの周波数「1/f(エフぶんのいち)ゆらぎ」で、リラックス効果や集中力を高めると言われている。まきストーブは一定の需要があるが、器具や設置工事が高額で、まきの保存や管理も難しく、炭の始末も手間が要る。

 一方、ペレットストーブは、まきストーブの半分ほどの費用で購入・設置ができる。材料の木材ペレットは乾燥しているため着火性に優れ、他の木材に比べて発熱量も高い。小さい円筒状で運搬や投入がしやすく、灰は肥料に活用できる。

 加えて木材ペレットは、製材工場などから出る樹皮や端材などで作られ、燃焼時に出る二酸化炭素(CO2)は木の成長時に吸収したもの。そのため大気中のCO2量は変わらず、温室効果ガスを削減する取り組み「カーボン・オフセット」につながる。

 亀井保弘常務(54)は「休日などにペレットストーブの炎をぼーっと見つめていると仕事の疲れを忘れ、心が落ち着く。この感覚をたくさんの人に知ってもらいたい」と勧める。


10種類ほどの国内外の木質ペレットを用意


 同社は約70年前に創業。LPガスや灯油の販売、家電製品の販売・修理、配管工事などを手掛け、盛岡近郊を中心に県内に約4500戸の顧客を持つ。燃料エネルギーが多様化していることや地球温暖化への危機感から、ショールームを開設した。新規事業として顧客層の広がりにも期待している。

 長澤社長(50)は「アウトドア好きや女性が多く来店している。ペレットストーブから、火の良さを県全体に広められたら」と意欲を見せていた。

 ショールームは(同市茶畑2の4の25)は、午前8時半から午後5時半まで。夏季はアウトドア品を中心に展示を変える。日曜は予約(電話652―1717)があればオープンする。



前の画面に戻る

過去のトピックス