2021年
5月10日(月)

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規模縮小で開催準備 盛岡さんさ踊り 観覧は県民に限定 1日当たり5千人以下 状況次第で中止も検討

2021-05-01

 盛岡さんさ踊り実行委員会は、2021年度の盛岡さんさ踊りについて、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策を考慮し、出演者や観覧者を制限するなど規模を縮小した開催に向けて準備を進める方針を決定した。8月1日から4日の4日間、各日午後6時から同9時の開催予定。20年度はコロナでパレードを中止したため、開催が実現すれば2年ぶり。最終的な開催可否は、6月上旬の実行委総会で決定する。30日の実行委役員会後、谷藤裕明会長、谷村邦久委員長が記者会見し、公表した。

 会場は例年通り、盛岡市中央通内を想定するが、パレード区間や交通規制区域などは、今後警察など関係機関と協議し決定する。感染状況に応じて不特定の入退場者を発生させず、行動管理が比較的容易な競技場や公園内など屋外会場に変更しての開催も検討する。会場以外での観覧や多くの盛岡さんさ踊りファンにまつりの臨場感と魅力を発信するため、地上波などのテレビ放送、オンラインの活用なども今後検討する。

 出演者は密集、密接状況を回避することを念頭に、参加者数を適宜調整し、必要に応じて1団体当たりの上限を設定する。出演者の感染防止対策として、2週間前からの体調管理・行動記録、パレード終了後の大人数での飲食の制限などを、参加団体の責任で実施する。

 観覧者は、国などのイベント開催制限の人数上限に基づき、1日当たり5千人以下に制限するほか、県民に限定する。会場内に観覧区域を設定し、区域ごとにマスク着用や歓声・声援の抑止、熱中症対策以外の飲食の禁止など観覧者の行動管理、社会的距離の確保、検温などの感染防止対策を講じる。公会堂や県庁周辺の会場内での露店も中止する。

 総会で開催を正式決定後も県内や盛岡市内での感染状況により会場の変更や開催中止を検討する。中止の判断基準は、▽本県への緊急事態宣言発令▽本県がまん延防止等重点措置の適用対象地域になった場合▽県の感染ステージがステージ3相当以上になった場合▽県の開催中止要請があった場合―など。

 谷藤会長は「多くの市民の熱意と思いとともに、一歩ずつ歩み続けてきた盛岡さんさ踊りの歴史の中で、今年のまつりはその原点に立ち返り、まつりを支えてきた多くの参加者や関係者とともに、伝統芸能の継承とまつりの継続を念頭に、コロナ禍における閉塞感からの脱却、地域のにぎわいを取り戻し元気を発信する機会とするべく準備を進めていく」と話した。

 谷村委員長は「盛岡さんさ踊りは盛岡市民の最大の楽しみの一つであり、一大イベント。さんさ踊りの開催がまちのにぎわいの創出や停滞している経済活動の拡大の一助になればと考える。知恵を出し合い、関係各位からの指導をいただきながらコロナ禍における感染防止対策を講じ、安全確保を第一に考えた開催を目指して準備を進めていく」とした。



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