2021年
5月10日(月)

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メーデー集会2年ぶり 連合岩手 「立場弱い人守ろう」 コロナで苦しむ 労働者支援求める いわて労連 「政治の私物化一掃を」 共闘での政権交代呼び掛け

2021-05-02

 労働者の祭典、第92回メーデーは1日、全国各地で開かれた。県内では、連合岩手(鈴木圭会長代行)といわて労連(金野耕治議長)がそれぞれ実行委を組織し、盛岡市内丸の盛岡城跡公園で集会を開催。両団体とも、昨年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため集会を中止しており、2年ぶりの開催となった。両団体の集会では、新型コロナで苦しむ労働者や非正規雇用者への支援拡充や東日本大震災からの復興の推進などを求めたほか、秋までに行われる次期衆院選を視野に入れた団結を呼び掛けた。

新型コロナ対策として、発声せずにガンバローと気勢を上げる連合岩手のメーデー参加者

 連合岩手の県中央メーデーには、主催者発表で約400人が参加。「日々、新型コロナ感染の危機と隣り合わせにいながら、私たちの命と生活を懸命に支え続けている数多くの働く仲間がいることを決して忘れず、奮闘をたたえ、感謝の気持ちを表そう」「支えあい・助け合いと共生の社会の実現を」「働く仲間を守り、笑顔のために感謝と思いやりの絆をつなぎ、希望あふれる未来を切り開いていく」などとするメーデー宣言を採択した。

 鈴木会長代行は、春闘の状況や現在の国内の政治情勢などに言及。新型コロナの影響については「既存のセーフティーネットでは対応できていない。立場の弱い方々に影響があり、行政の支援が急務であると同時に、支援の手が行き届いているかのチェックも必要。私たちの運動の裾野を広げることが、立場の弱い方々を守ることにつながる」と訴えた。

 次期衆院選については「私たちが政治活動を行うのは、私たちが考える労働者のための政策実現を行うため。勝利して、労働者の声が国政に反映される形をとろう」と呼び掛けた。

 連合岩手として6月11日に大会を開き、再生方針を定めることも報告。「大会を機に連合岩手は新たなスタートを切る。種々の課題に立ち向かい、取り組みを前進させよう」と述べた。

 このほか、来賓の達増知事、藤尾善一盛岡市副市長、岩手労働局の稲原俊浩局長、県労働者福祉協議会の齊藤健市副会長が祝辞を述べた。階猛衆院議員、木戸口英司、横澤高徳の両参院議員、社民党県連合の木村幸弘代表、推薦県議の小西和子、軽石義則、柳村一の各氏らも紹介された。


ソーシャルディスタンスを保ち、整列するいわて労連のメーデー参加者

 いわて労連のメーデー県中央集会には、主催者発表で約300人が参加。「働く者の団結で生活と権利を守り、平和と民主主義、中立の日本をめざそう!」をスローガンに、▽新型コロナウイルス感染症対策の充実▽市民と野党の共闘による政権交代―などを盛り込んだメーデー宣言を採択。終了後は、盛岡市中心部でデモ行進も行った。

 金野議長は、▽新型コロナ対策の強化▽東日本大震災をはじめ、相次ぐ自然災害で被災した人々に寄り添った復興の継続▽憲法の順守―の3項目を、現在の日本が抱える課題として例示。

 現在の国政について「北海道、広島、長野の参院補欠選挙、再選挙でいずれも野党統一候補が勝利した。この教訓を生かし、政治の私物化や金権腐敗政治を一掃し、軍事費を削ってコロナ対策と命、暮らし、福祉、教育を守る政治を進めましょう」と力説した。

 来賓として、横澤高徳参院議員、共産党県委員会の吉田恭子副委員長らが紹介された。達増知事の代理として、県定住推進雇用労働室の安藤知行室長が出席した。

 横澤氏は「現場の声に勝るものはない。働くことを主とする安心社会を実現するために、働く皆さんの現場の声を一緒に届けていきたい。どのような立場の人も、ともに働き、ともに地域社会に参加し、ともに文化スポーツを楽しみ、ともに生きる喜びを感じられる社会を築きたい」と訴えた。

 吉田副委員長は「コロナ禍を乗り越え、誰もが安心して働ける希望ある社会を一緒に作ろう」と呼び掛けた。



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