(本紙連動企画)好評連載! 居酒屋店主の 「岩手の馬に乾杯」

 「男子3日会わざれば」  ひまわり賞 (5月24日)
 「先週の七時雨賞はお見事だったね。競馬オタクの名に恥じない予想だった。配当は低かったが、たったの2点で的中とはね」とブン屋のカズさん。「男子3日会わざれば刮目(かつもく)して見よだよ。続くようだと、このコラムも脚光を浴びるだろうな」。
  ひまわり賞。「今週もお願いするよ」。「唯一の遠征馬Gリュウノフレンズは未知数だから、とりあえず保留してヒモの一頭には押さえておくんだな」。「あとは岩手勢の能力比較で良いわけだ」。「Fカネショウプルートが有力で。2番手がCピンクゴールド。この2頭が軸を形成する構造のレースに見える」。「そしてヒモに遠征馬のGリュウノフレンズとBA@までを押さえればいいわけだ」。フォーメーション。F│C│GBA@。「このレースもたったの4点で決着だ」。           (居酒屋店主)
 「構造主義的馬券術」  七時雨賞 (5月18日)
 「ホントかい?うれしいね、ボクの評点による構造主義的馬券術の話を聞いてくれるのかい」と競馬オタクのマモルくん。
  七時雨賞。「それじゃあ、さっそくいってみようか。評点最高点はAゴールデンクリーク。文句なしだ。前走の阿久利黒賞はあと一歩のところでリュウノツバサに差し切られてしまったが、このメンバーでは最先着」。「次位はCコンバットキック。評点ではAゴールデンクリークとの間に4ポイントの差がある。このポイント差の逆転は難しい。そしてBモエレハナオーが1ポイント差で続き、この2頭で2番手グループを形成する」。「ここがこの理論のおもしろいところなんだが、同じグループの馬はどちらか一方がコケルんだ」。「すると買い目はこうだ」。フォーメーション。三連複A│CB│D。「たった2点だぞ」。                        (居酒屋店主)
 「マモルくんの究極の馬券術?」 シアンモア記念 (5月11日)
 「これが最後の、そして究極の馬券術にちがいない」と競馬オタクのマモルくん。「重賞のシアンモア記念で公表できるなんて、なんとも光栄だな」。
  「つまり、こういうことさ。レースの構造を分析する。そして、買い目を決定するんだ。ただそれだけのこと。名付けて構造主義的馬券術かね」。「同じ構造のレースが出現したなら、同じ結果に収まる可能性が高いということだ」。
  「基準とするデータは本紙の評点だ。上位8頭が8ポイントにひしめき合う混戦のように映る。けれども実は上位馬の順当な決着というデータが過去に残されている」。Jタイキリオンを軸にJ│FKG│AEのフォーメーションで十分だ。この構造が破たんするなら最大の惑星馬はHジュリアにちがいない。押さえにHを軸のJに追加する。これで完璧だ。    (居酒屋店主)
  「考えても思いどおりにならないのが人生」   メイカップ (5月4日)
 「考えても考えても思いどおりにならないのがこの世の常なら、その縮図のような競馬が思いどおりに的中するはずがない」とブン屋のカズさん。「けれども僕は考える。そして逆説的な馬券術をみつけてしまった」。「真剣にいつものようにレースを予想する」。
  メイカップ。「最も信頼のおける馬はBマイネルイディオス。実力ならEベルモントシーザー。勝っても不思議はないのは@トーヨーハヤテ。底力ならDミツアキタッチ。そんな順だろう」。「ここからがミソだ。自分の真剣な予想をあっさりと裏切るんだ。三蓮単フォーメーション。@D│@E│BEと買う」。「つまり自分が絶対勝つと確信した馬が3着に沈み、逆に可能性の薄いと考えた馬が勝利して高配当を手にする。自分を裏切ったところに真実が現れる。これが人生だ」。
                                                             (居酒屋店主)
 
   岩手の馬に乾杯       筆者紹介 居酒屋店主(中村 守) 

 1961年、盛岡市生まれ。盛岡市内で居酒屋を営む。あのころ僕のヒーローは小西重征騎乗のウィスカーだった。そして30年。競馬場にむかうとあのころのトキメキがいまだに甦ってくる。だから僕はペンを執った。 このトキメキを伝えるために。

 
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