好評連載 「岩手の馬に乾杯」バックナンバー

岩手の馬に乾杯(2003シーズン) 12月                              (中村 守)
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 51 桐花賞
 

 「激動の一年だったね」。ノッポのおしげ。「驚いたよ。岩手競馬廃止論まで飛び出すんだから」。ブン屋のカズさん。

 大晦日、ファン投票による桐花賞。「Gトニージェントに今年一年で積もった時代の鬱憤を吹き飛ばす走りを期待したいね」。カズさん。

 世代交代の印ろうをトニージェントにつきつけた最強馬デンゲキヒーローが東京大賞典(4着)に遠征したここはまず負けられない。前走重賞勝ちしたJタイキシェンロンとの一騎打ち、G│Jの一点勝負!

 「この時代にささやかなトキメキと陶酔をもたらしてくれる岩手競馬がなかったら、ホント!毎日の生活が味気ないものになってしまうよ」。カズさん。

 だからトニージェント、時代を切り裂いて、ゴール板を先頭で駆け抜けてみせてくれ! 

 50 ゴールデンステッキ賞
 

 「岩手競馬の主役はイサオにちがいないけど、1日6勝(12月14日)の離れ業をみせられると、もうタメ息しか出なくなっちゃうな」。ノッポのおしげ。「イサオが人気を背負って負けてくれないことには、高配当にもならないしね」。ブン屋のカズさん。

 ゴールデンステッキ賞。リーディング上位騎手たちの腕くらべ。このクラスの顔ぶれはもうおなじみなんだけど、不思議と勝ち馬が毎回変わるんだよな」。カズさん。「鍵を握るのはクセ馬Gミスターダハールの逃げだな。あてにならないからね」。前走快勝したIストレッチランナーを軸にH、D、E、Aまで。

 上位の能力が拮抗した混線レースだけに、騎手の腕の見せどころだ。「若手騎手にはポストイサオの座を狙った、見せ場のあるレースを演出してほしいね」。

 

 49 白嶺賞

 

 「におうんだよな」。ブン屋のカズさん。「根拠はまったくないんだけれど、高配当の予感がするな」。

 白嶺賞。オープン馬のマイル戦。「素直に考えればイサオのHトーヨーデヘアで間違いない。相手も順当なら@シンコーシーザー。未知の魅力でオープン初挑戦の3歳馬Eグランドピアノまでさ」。

 「わかっちゃいるけど、何か気になるんだよな」。冬競馬の走路は重、不良。軽い馬場を得意とするスピード馬が激走するケースが良くある。

 「軽い芝が得意なBオークファイヤー、Iサクラティアラ、そしてCトウショウアンドレ。波乱の気配を感じないかい?」。

 本線でH、@、Eのボックス買いとB、I、Cの万馬券のボックス買いを試してみる。「馬券はひねらず素直に買うのが一番なんだけどね」。

 48 岩手日報杯
 

 「ワタシも投票したわよ」。あねごのクーちゃん。「ゴールドレッグに投票したのに、出走しないなんてアテがハズレたわ」。

 岩手日報杯。ファン投票で騎手と騎乗馬を決めるペアリングレース。「意外な組み合わせが少なくてちょっとガッカリ。楽しみなのは千田チャンのBミナミノサニーオーね」。

 「でも本命はごひいきのイサオ、Kダミスターエースだよ」。ブン屋のカズさん。十月のオクトーバーカップ。いまや岩手の最強馬デンゲキヒーローと一騎打ちの叩き合い、互角の勝負を演じた。「A2クラスの馬じゃない。オープンで十分通用するよ」。A、B、D、Gに流す。

 「ダミスターエース、デンゲキヒーロー、ゴールドレッグ、そしてブライアンズソウル。この4頭の布陣で来季は全国制覇を狙いたいね」。 

 47 早池峰賞
 

 「岩手競馬の主役はやっぱりイサオよね」。あねごのクーちゃん。「騎乗するだけで人気になるもの」。

 早池峰賞。オープン馬、7ハロンのスプリント戦。イサオが騎乗経験のあるお手馬たち5頭が出走する。そしてイサオが選んだ馬がBトーヨーデヘア。

 「ところが前走負けちゃったのよね」とクーちゃん。前走の駒ヶ岳賞、一番人気に支持されながらもドン尻負け。こちらもかつてのお手馬、未完の大器ブライアンズソウルがトキオパーフェクトまでまとめて差し切った。「イサオの眼力が狂うこともあるさ。でも世代交代を印象づけたのも確かだな」。ブン屋のカズさん。

 そのブライアンズソウルが出走しない早池峰賞。イサオのBデヘアに再度期待しよう。Hトキオパーフェクトとタイキの2頭F、Jまで。

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