| 59 「役者はそろわなくてもドラマは生まれる」 赤松杯 4月25日 |
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「なんだこりゃ?」ノッポのおしげが奇声をあげる。「役者のそろわない三文オペラだね」。「オープン馬の特別レースが6頭立てなんてちょっとさびしいね」。ブン屋のカズさん。「主役はBウツミジョーダン。ひとり舞台だな」。
赤松杯。ゴールデンウイークに重賞シアンモア記念が開催されるため、有力馬が相次いで回避した。「けれども競馬の楽しみ方は奥が深い」。おしげ「いっそ6頭ボックス買いでも試してみるか。ウツミジョーダンが連対を外したら元がとれる」。
「それならBウツミジョーダンとCダイタクギンガの1点勝負も面白い。自分の競馬センスを試す絶好のチャンスだよ」。カズさん。「2着争いは混戦模様だからね」
たとえ役者がそろわなくても馬たちが走れば、それだけでドラマは生まれるさ。
(居酒屋店主)
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| 58 「ここかい?お店は」 やまびこ賞 4月18日 |
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「ここかい?居酒屋店主さんのお店は」。見知らぬお客がやってきた。「探したよ。オレの馬券術を聞いてほしくてね」。
「競馬は有力馬から買うもんじゃない」。続ける。「指数の低い馬たちをパドックで注意深く見詰める。その中に光り輝く馬がいる。チャンスだ。その馬から有力馬、水沢指数上位5頭に流す」。「けれどもこんなレースは1日に2、3しかない。あとは指数通り順当に収まる。そこを見極めるセンスが競馬の勝ち負けを決める」。
やまびこ賞。「BシャンハイジャパンとHマツリダブロッコの一騎打ち。スプリングカップとほとんど同じ顔ぶれ。オレの出る幕じゃない。C、Fまで」。
「下位の馬が激走する理由? きっと気持ちの良い風でも吹いたのさ」。見知らぬ男の来店は、勝利の福音か、それとも悪魔のささやきか。
(居酒屋店主)
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| 57 「ぼくはここにいる」 まんさく賞 4月11日 |
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「ぼくはここにいる」。ノッポのおしげ。「今季はじめて水沢競馬場のパドックに立ったとき、思わずつぶやいていたよ」「そういう瞬間ってあるよな」。ブン屋のカズさんがうなずく。
オープン馬のマイル戦まんさく賞。「豪華メンバーがそろったね」。おしげ。「Aバンケーティングが帰ってきた。最優秀3歳馬Iウツミジョーダンも参戦する。もちろん年度代表馬Bトニージェント、重賞馬Dタイキシェンロン、逃げ馬Cゲイリーコンドルも」。
そして最強馬Gデンゲキヒーローが全国制覇に向けて始動する。「北上川大賞典では王者トニージェントを子供扱い。東京大賞典も勝ちに行けば結果は違っていたはず」。カズさん。
Gデンゲキヒーローからその5頭に軸流し。「ゴールの瞬間、『ぼくはここにいる』とつぶやきそうだな。馬券を握りしめながら」。
(居酒屋店主)
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| 56 「ねえ、もうアクセスして見た?」 菜の花賞 4月4日 |
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「ねえ、もうアクセスして見た?」。あねごのクーちゃん。「もちろんさ!」。競馬オタクのマモルくん。「タイムス紙のウエブページだろう。最高だね。レースの前日からスピード指数を使って、勝ち馬の検討ができるようになったもの」。
「簡単な使い方を教えてよ」とクーちゃん。「A値、G値、そして前走値。この3つの指数を軸にして、さらに水沢半期の平均値を参考にしながら、総合的に予想を組み立てる」とマモルくん。「むつかしすぎる」とクーちゃん。「それなら水沢半期の平均値のとおりに買ってみるんだな」。
3歳牝馬の菜の花賞。「Dミチノクレットの軸は動かない」。マモルくん。「相手も@ソフトワルツで順当。転入馬Cダンストンカマーも通用する。E、Bまで」。「ホント、水沢半期の値とピッタリ。競馬は単純なのよネ、きっと?」。
(居酒屋店主)
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| 55 またここでみんなと会えたね 「スプリングカップ」 4月3日 |
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「またここでみんなと会えたね。うれしいよ」。ブン屋のカズさん。「岩手競馬の開幕に乾杯しよう」。
「開幕日の第1レースを勝った馬はその年活躍する」とノッポのおしげ。昨年は小野寺騎手のライデンノハナ。おととしは大坪騎手のシャンハイリーダーがカチドキをあげた。「シャンハイリーダーはその年8勝をあげ最多勝を記録した」。縁起の良い第1レース。ここは単勝一点でしとめ開幕を祝いたいところ。「Cコランダム」とカズさん。的中したら、馬券が良く当たるお守りにすることに決めた。
そしてスプリングカップ。有力3歳馬が初戦から出走してきた。Cマツリダブロッコ、Gスウィープザボード、Jシャンハイジャパンの三つ巴。「あとは何もない」とカズさん。開幕初日からGスウィープザボード(ひとり勝ち!の意味)と決めよう!
(居酒屋店主)
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