(本紙連動企画)好評連載! 居酒屋店主の 「岩手の馬に乾杯」

岩手の馬に乾杯 6月                              
筆者紹介 居酒屋店主(中村 守) 

 

 1961年、盛岡市生まれ。盛岡市内で居酒屋を営む。あのころ僕のヒーローは小西重征騎乗のウィスカーだった。

 そして30年。競馬場にむかうとあのころのトキメキがいまだに甦ってくる。だから僕はペンを執った。

 このトキメキを伝えるために。

 
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 72 「馬券理論は進化した」 エレガンスカップ (6月27日)

 エレガンスカップ。牝馬オープンクラスの特別レース。「混戦模様だね」と競馬オタクのマモルくん。「ぼくの進化した馬券理論を試す絶好のチャンスだ」。

 「まずこのレースの勝利指数を設定する。82だ。このラインを超える実績を残している馬をG値からピックアップする」。@ABCDHIJK。「この9頭の中にこのレースの1、2着馬がいる」。「あたりまえよ。9頭のボックス買いなんていわないでね」。あねごのクーちゃんがあきれる。

 「さらに前走値とA値が勝利指数82を超える馬を選ぶ。いずれもクリアする@ヤマニンシンバルが本命。CJADの順位に決める」。

 「今季の指数は低いがIスズランロードが単穴。Iから馬単で前記の5頭に流す」。「相変わらずね」とクーちゃん。「ほんとオタクよね。的中するの?」。

                                           (居酒屋店主)

 71 「ホリスキー産駒の距離適性にかける」 サマーカップ (6月20日)

 「シャンハイジャパンの強さだけが際立った岩鷲賞だったね」とノッポのおしげ。「2着のウエストジーニアスに6馬身差。驚いたよ。インコースを突いてくるなんてね」。ブン屋のカズさん。「伏兵たちの台頭を期待したけど、それ以上にシャンハイジャパンが成長していたということだ」。

 サマーカップ。岩鷲賞の1、2着馬が出走しないここは、伏兵たちの能力を比べる格好の舞台となった。

 「素直に岩鷲賞組から」とおしげ。「ちょうど4頭出走する」。Eエスエヌハヤテ、Fマツリダブロッコ、Iスウィープザボード、Kツルマルキング。「けれどもこの4頭のボックス買いではあまりに芸がない」。カズさん。「距離が伸びるここは、菊花賞馬ホリスキー産駒のエスエヌハヤテの距離適性に賭け、Eから馬単で勝負してみる」。

                                            (居酒屋店主)

 70 「軸馬が不動のレースは意外な馬がやってくる」 みちのく大賞典 (6月13日)
 

 「Bタイキシェンロンが岩手競馬の主役の座を手にいれた」とノッポのおしげ。まんさく賞、シアンモア記念と重特2連勝。「王者Cトニージェントを2戦連続完封。文句なしの主役。ここもまず間違いない」。

 みちのく大賞典。タイキシェンロンは出走馬のほとんどを撃破、勝負づけはすんでいる。「残すは1頭。Dシルクディヴァイン」。

 シルクディヴァインは転入初戦こそEエイシンコーパリスの後塵を拝したが、続く赤松杯、あすなろ賞と特別レースを連勝、裏街道をのしあがってきた。

 「けれども軸馬が不動のレースは意外な馬が2着に突っ込んでくるもの」とブン屋のカズさん。「狙いは?」とおしげ。「Iカシマハヤト。今季3走すべて凡走。三顧の礼ということもある。三たび勝利を固辞して4度目に勝つ?」。

                                            (居酒屋店主)

 69 「新興勢力の息吹きを感じる」 岩鷲賞 (6月6日)
 

 「岩鷲賞。毎度おなじみJシャンハイジャパンとDマツリダブロッコの一騎討ち!」とノッポのおしげ。「さあどうかな」。ブン屋のカズさん。「新興勢力の息吹きを感じるね。FウエストジーニアスとLエスエヌハヤテに注目だ」。

 ウエストジーニスは長期休養開けの前走、七時雨賞で着差のない3着。「なんといってもイサオが選んだ馬。潜在能力の高さを感じているにちがいない」とカズさん。

 エスエヌハヤテ。「今季未勝利ながらも特別路線を歩み、シャンハイジャパン、マツリダブロッコの二強との着差をジリジリと詰めている。一発逆転があっても不思議はない」。

 「もう一頭はBツルマルキング。前走の好走を素直に信じよう。成長している証しさ」。実績よりも成長力。若駒たちの未知への飛躍を期待してみよう。

                                                     (居酒屋店主)

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