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コンビンニエンスストアが盛岡市内に約150店ある。ここ2、3年、出店ラッシュが続き乱立気味の状況。その市場に来春、ファミリーマート(本社、東京都、上田準二社長)が約30店舗の新規出店を計画している。大手コンビニの戦いの中で地場企業のキャメルマートジャパン(本部矢巾町、44店舗、山川清社長)はどのような戦略で対抗するのか。山川社長(59)に聞いた。
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【写真】 キャメルマートジャパンの山川清社長
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■ 盛岡市内のコンビニ市場の現状をどう見るか。
山川 ローソンやサンクス、ヤマザキデイリーなどの大手企業が、急速に市内の好立地に市場浸透しており、各社入り乱れて厳しい戦いが展開されている。ここ数年で店舗数が激増しており既にオーバーストア状態。
■ その中でのファミリーマートの進出をどう考えるか。
山川 大手企業同士の戦いがさらに激化する。キャパは限られているわけで争奪戦が展開されよう。大手にとり、盛岡、岩手は全国展開の一つに過ぎない。他社が出店しているため、戦いのため店舗展開せざるえない事情もあろう。いずれ、大手同士の代理戦争的な状況となることは否めない。
■ 地場企業は打撃を被るか。
山川 打撃がないと言えばうそになるが、むしろ既存のスーパーとの戦いが加速されよう。スーパーの24時間営業や時間延長は、スーパーのコンビニ化でもあり、一騎打ちの状態。スーパー各社も、懸命に土地を物色しているようで、土地の手当段階から熾烈な競争が開始されている。
■ 貴社では戦いに参加しないのか。
山川 最近、新たな大手参入で大変だろうと良く言われる。しかし、正面切って戦う気はない。当社のコンビニは明らかに大手と違うタイプだから。
■ 違うタイプとは何か。
山川 大手は本部管理で売上至上主義の傾向が強い。1店で1日平均、最低40万円以上の売り上げは必要だろう。人件費や諸管理費がかかる。もちろん、当社の店舗も管理費がかかり、売り上げも大事であることに変わりない。しかし、基本的には家族経営が中心で地域密着型。20万、30万円の売り上げでも、耐えれる面がある。
■ 酒屋からスタートした点も違いか。
山川 そうだ。昔の酒屋は、近所つき合いを大事にし、地場意識を持ち、会話しながら商売をした。その精神を大事に受け継いでいる。また、大手と違う点は、ボランタリー性を重視している点。コンビニとしての商品構成など基本的なことは同じだが、店舗側の自主性や判断を大事にしている。喫茶コーナーを店内に設けている店もある。
■ 貴社独自な食品もあるが。
山川 地場の生地を使用し、地場で焼いたオリジンルパンを出してきた。おむすびも県産米と県産のサケ、ウメを材料にこしらえている。地産地消の精神。安心で安全な食品として好評頂いている。
■ 04年はどのような展開を。
山川 地場企業としての商売の原点を忘れず、消費者不在の安易な戦いには巻き込まれたくない。店も商品も最終的には消費者が選ぶが、当社は人、商品、地域を大事にし独自な路線を歩み続ける。踏ん張り所。新店舗は数店出すつもり。
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