2003年 12月 27日 (土)        

■ 劇場それとも酒場「楽屋」 村松赳夫さんが開設

  盛岡市肴町の俳優、村松赳夫(たけお)さん(56)が27日から、同市八幡町5丁目のフレンドハウス2階に30人を収容できるステージ付き飲食店「楽屋」をオープンする。フロアの広さは14坪。3メートル60センチ四方のステージには舞台裏に続く出入り口を両側に付けて、舞台上での動きを出せるように工夫。舞台を隔てる壁と厨房の間には1メートル80センチの空間を作り、控え室を設置。演劇はもちろん、コーラスや朗読などにも気軽に使ってもらえる場にしたいと意気込んでいる。

フレンドハウスの2階部分にオープンする「楽屋」
【写真】 フレンドハウスの2階部分にオープンする「楽屋」
 スギの板を張り合わせた壁面は自分で廃材を集めて制作。化学塗料は使わず、べんがらなど天然の塗料を使用。木の質感を大事にし「楽屋」の雰囲気を演出。照明や音響にもこだわり、床板を3重に壁を4重にして音を外に逃さないような工夫を施した。

 村松さんが演劇を始めたのは高校時代。「早く帰りたい」と思って入部した演劇部で、1年生ながら数ページの長ぜりふのある役を担当。終わった後「こんなことがおれにもできるんだ」と感動。「ネクタイを締めた人生を送りたくない」と思い、足を踏み入れた演劇の世界ではいろいろな劇団に所属。劇団シェークスピア・シアターで1番長く活躍した。

 村松さんが盛岡に住むようになったのは8年前。都会がうっとうしくなり、東京を離れたいと思っていた時期に、盛岡市民文化ホールのこけら落としの舞台への公募を見付け来盛。その後は盛岡劇場の八時の芝居小屋やみちのく国際映画祭の舞台に出演したりと多彩な活動を行ってきた。

 建物の家主は村松さんの活動に共感し、ちょうど空いていた2階部分を貸してくれた。村松さんは「芸術活動に理解のある家主さんのおかげで作ることができた」と感謝。「店を通していろいろな交流ができればいい」と思っている。

 同市八幡町5の9。営業時間は午前11時から同12時まで。1月15日までは「リハーサル中」として一律2千円で日本酒飲み放題。年末年始は休まず営業。ステージを使用する個人、団体は随時受け付け。同建物の1階部分の入居者も募集している。問い合わせは村松さん(電話、ファクス番号651―0603)まで。


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