2004年 1月 26日 (月)        

■ スケートインターハイ 遠藤が5千メートルで優勝

 24日の1万メートル決勝。上位入賞が期待されていた遠藤慎太郎(盛岡農3)は地元の大声援を受けて8位入賞に食い込んだ。「順位には全く満足していない」│。競技が終わって遠藤は悔しさをにじませた。1位とのタイム差は24秒。自己ベストを考えれば十分に手が届くタイムだっただけに、信じられない結果だった。

【写真】5千メートルで優勝した遠藤の滑り
 前年の大会では9位と入賞まであと一つ届かなかった。雪辱を誓った高校最後のインターハイ。会場は滑り慣れた地元のリンク。

 1万メートル予選を1位で通過し、地元の期待が高まる中で決勝を迎えた。前半速いペースでレースを進めたが後半失速、8位に終わった。序盤のオーバーペース、ホームストレートからの向かい風、そしてアップ不足。敗因を振り返っても、納得がいかなかった。

 平間監督は調整の失敗だったとしてアップの修正を指示した。会場に入る前、遠藤は土のグラウンドを全力で走り続けアップを完了、気持ちを切りかえた。

 迎えた5千メートル決勝。「始まったら集中できた」と終始34秒台のペースを守り続け、10組トップで走り終えた。暫定1位、後は後続の結果待ち。走り終えた遠藤のもとに「よくやった」と平間監督が駆け寄って遠藤の肩をたたいた。

 「結果を伝える放送を聞くのが恐かった」。1位を伝える放送が流れると「難しいレースだったが優勝できてうれしい」と素直に喜びを語った。

5千メートルで優勝した監督やコーチから祝福を受ける遠藤
写真】5千メートルで優勝した監督やコーチから祝福を受ける遠藤

 中学はソフトテニス部。畑違いのスピードの世界に飛び込んだのは高校に入学してから。「高校から初めて1位を狙うのは難しい。つらい練習、結果が出ないときはやめたくもなった」。

 高校生活最後の年、優勝を狙えるまで成長した。「遊ぶ暇もない、スケート一色の高校生活だった」と振り返る遠藤。スピードの世界に飛び込んで3年目。高校最後の地元開催で頂点に立った。

 高校卒業後の遠藤の進路は日本大学スケート部。自己ベストで優勝した、レースを終えて「これからは1人でのコンディションづくりをやらなければならない」と話す。「競技は自分を追い込む厳しいもの。常に自分との戦いだ」と先輩大峠に続く、優勝を喜ぶ。


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