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盛岡市土淵の同市立土淵中学校に通う、1年生遠藤翔君(13)と村田将綱君(13)の2人は、2月3日から新潟県の赤倉スキー場で開催される冬季全国中学校体育大会に出場する。同校スキー部から全中に出場する選手が出たのはおよそ30年ぶり。同校は全校生徒は56人、スキー部は4人しかいない。「うまい人がいっぱいいるだろうけれど、負けないように頑張りたい」。2人が出場するのは回転競技。初めての全国大会に向けて、練習に励んでいる。
2人とも競技スキーを始めたのは小学校4年生の時。遠藤君はスキーインストラクターの父茂哉さん(49)の影響で競技スキーを始めた。村田君はスキー部3年の兄義太郎君(15)の影響で競技スキーにのめり込んだ。
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【写真】全中出場に向け練習に励む土淵中スキー部(左から遠藤茂哉さん、遠藤翔君、村田将綱君)=雫石スキー場
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夏場の練習は2人とも軟式野球。2人のコーチを務める茂哉さんの方針で筋力トレーニングは極力避け、体力づくりに取り組んできた。「中学生は体が一番大きくなり、体と心のバランスが不安定な時期。過度の筋力トレーニングは、成長を止めてしまう。筋力のできる高校スキーに向けて、スキーの使い方を覚えるのが先だ」と茂哉さんは話す。
冬場は茂哉さんが代表を務めるスキーチームESSと合同練習を積む。茂哉さんのイニシャルから名づけられたチームの特徴は競技スキー指向ということ。練習に励むのは、小学生から高校生まで約15人。「チームメンバーの滑りを参考にうまいと思っているところはまねをする」。
1月28日から行われた東北大会では、2人とも結果が残せなかった。遠藤君は2本とも失敗。村田君も自分の滑りができなかった。2人が出場した回転競技は、コースに立てられたポールとポールの間を抜け、ゴールまでのタイムを競う競技。「100回以上スキーを曲げるから、いくつかのポールで失敗すると立て直しが難しい」と2人は声をそろえる。
茂哉さんは「2人とも同年代で本当に滑れる選手を見ていない。全国では自分より滑れる選手を見ること。そして負けることもまた勉強。何が自分と違うのかを見て、初めての全国を自信につなげてほしい」と2人を見守る。
息子の翔君については、「父親の目から見てまだまだです。これからが本当の勝負です」と息子の活躍を期待している。
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