2004年 4月 7日 (水)        

■ 〈経済〉県内初の盆栽専門店 真松園「指導もします」

 盛岡市愛宕町9の19に県内初の本格的盆栽専門店、真松園(臼沢宏幸さん経営)が2日、開業した。盆栽や鉢、道具類など販売と盆栽の指導を中心に盆栽愛好者の需要喚起を図る。店舗面積は約200平方メートル。店内には庭があり明治、大正時代に植え込まれた盆栽やまだ数年のミニ盆栽など約80点が展示・販売されている。

盆栽店、真松園をオープンさせた臼沢宏幸さん(手前)
写真】盆栽店、真松園をオープンさせた臼沢宏幸さん(手前)

 臼沢さんは市内のイベント企画会社、ヒロ・プロダクションの社長。5年前に通信販売で盆栽を買い求めてから盆栽愛好家になった。「面白そうだと思い梅の盆栽を買った。大変美しくて驚いた。しかし枯らしてしまい、東京の盆栽店まで出向き買った。50年、100年も生きてきた盆栽。その長さと風景をイメージさせる日本独自の盆栽文化のとりこになった」と言う。

 臼沢さんは盆栽作りや手入れなどまで学び日本盆栽協会国風盆栽展に入選するほどの実力を蓄えた。「盛岡市内では100人ほどが盆栽愛好者。県内には鉢植えなどを販売している大型小売店はあるが本格的な盆栽専門店はない。東京から盆栽を仕入れて専門店を開き北東北を商圏に盆栽の普及・啓もうを図る気持ちになった」と店舗経営の動機を語る。

 盆栽は人間が手を加えて根を張らせたり、根から上は薄くしたりして、見栄えが良いよう枝ぶりを整え育てる日本の独自文化。臼沢さんは「知れば知るほど味わいがあり深い。盆栽には日本の四季がある。人の心を和ませる。癒やし効果もある。世界でもボンサイで通用している。しかし、盛岡市内や岩手県ではその良さを知らない人が多い。盆栽では後進県。なんとかその良さを紹介したい」と力を入れる。

 顧客は既存の盆栽愛好家やマニアのほか若い層を想定している。臼沢さんは「特に若い人に関心を持ってもらうよう働き掛けたい。首都圏では若い女性にミニ盆栽がブームで自分の盆栽作りを楽しんでる。当店でもミニ盆栽を取り扱い、若い人に盆栽の良さを味わってもらいたいと考えている」と言う。

 販売だけでなく月1度は講習会を開催する予定。4月末まで同店を訪れた人には鉢4皿を無料でプレゼントしている。臼沢さんは「盆栽は初めての人大歓迎。とにかく盆栽の文化を広めたい。気軽に来店してもらえれば」と話していた。

 営業時間は午前9時から午後4時。休業日火曜日。電話019−652−6854 


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