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2学級(80人)以下の県立高校の原則統合をうたう後期県立高等学校新整備計画(05年−09年)の意見を聴く会が4月30日、盛岡市内であり、盛岡教育事務所管内の11市町村の首長、教育長ら30人が出席して佐藤勝県教育長に地元高校の存続を訴えた。雫石高校の存続を求める発言に佐藤教育長は、学習環境を維持するために適正規模であることが必要であるとして統廃合方針への理解を求めた。聴く会は20日から県内8学区で行われ、同会場が最後となった。6月には統廃合の対象となる具体的な高校の名前が挙がり、次年度から統廃合を進めた高校再編が加速する。
聴く会で県教委は、これまでと同様に一定規模における生徒の学習環境の向上、少子化の進行、財政の厳しさなどを説明し理解を求めた。
一定規模の導入の根拠として教員配置を挙げている。教員配置は生徒数で決まるため、生徒が少ないと専門科目の教員を配置することができなくなる。「さまざまなニーズを持った生徒に応えるためにも一定規模の学校への再編が必要だ」とする県教委に対し、首長らからは「小規模校でもニーズに応えることができる」「学校がなくなると地域の過疎化が進む」といった声が上がった。
盛岡学区で3学級以下の高校は15校のうち、雫石、沼宮内、葛巻の3校。県教委は雫石の例を挙げ、少子化の進行度合いを説明し一定規模校への再編に理解を求めた。
説明では、今春、雫石中を卒業した中学生241人が、04年度は173人、05年度は201人、2017年度には152人と少子化が進む傾向にあることを上げ、さらに後期計画が終了する09年までに盛岡市地区で568人、岩手地区で100人が減少することを挙げた。
雫石町の中屋敷十町長と小川元春町教育長は「地域の文化拠点」として同校の存続を改めて訴えた。同町は15日に「雫石高校の在り方に関する懇談会」を開き、県教委に存続を求めた意見書を提出している。
中屋敷町長は「中学の卒業生がなぜ地元に残らず盛岡などに出て行くかといえば、一つには学力の格差がある」と話し、「学力、特色といった魅力を県立高校に持たせなければ生き残ることはできない。県教委は魅力ある学校づくりにどう協力するのか。地元にすべてをまかせて定員を割ったら画一的に切り捨てるのか」と詰め寄る場面もあった。
これに対し佐藤勝県教育長は、これまでと同様に「1学年2学級体制は一定規模以上の学習環境づくりのためのもの。今後10年を見たときに少子化が進むことは明らか。今、小規模校を見直すことで生徒によりよい学習環境を提供できる」と学習環境の面から改めて理解を求めた。
首長からは「教師異動の長期化を求める声」や「盛岡地区の高校の定員を制限するべき」などの声も上がり、画一的な統廃合案に不信感をあらわにした。
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