2004年 5月 1日 (土)       

■ 企業倒産引き続き発生 4月は10件、負債総額81億700万円

 東京商工リサーチ盛岡支店は4月の県内企業倒産(負債総額1千万円以上)をまとめた。倒産件数は10件で3カ月連続2ケタ台。沿岸地区で大型倒産が2件発生したことから負債総額は81億700万円となった。建設業の倒産件数は2件と前月より減少したが、従業員数では全体270人のうち建設業が150人と半数以上を占めている。

 原因別でみると、販売不振と既往のしわ寄せが各4件、放漫経営、その他がそれぞれ1件となっており、不況型倒産が8件で全体の8割を占めている。

 市群別の動向では、盛岡市と釜石市、東磐井郡が各2件、宮古市と久慈市、紫波郡、稗貫郡が各1件。

 同支店では「県内景況は輸出関連を中心とする精密機械、輸送機械が好転する一方、リストラ効果や他社との区別化営業で業況上向きとなる企業も出始めるなど底上げ改善方向だが、公共工事の削減、可処分所得減少のなか建設業、住宅産業に勢いがない」とし、今後は「中小零細企業が多い県内企業にとっては依然として厳しく、金融機関の中小企業支援が追い風になってきてはいるが体力疲弊、債務超過企業にとっては正念場」とみている。

 負債総額1億円以上の主な企業倒産は次の通り。

 ▽鉄骨加工業(釜石市)負債総額39億8千万円=民事再生法▽漁業・水産物加工業(釜石市)24億円▽精密金型製造業(稗貫郡)5億8千万円▽鮮魚仲買業(宮古市)4億円▽製材業(東磐井郡)3億円▽教材等販売業(盛岡市)2億円▽塗装工事業(盛岡市)1億2千万円


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