2004年 5月 2日 (日)       

■ 南部家別邸で晴れの挙式 両親も同じ会場で〈写真〉 

盛岡市中央公民館の南部家別邸で挙式
【写真】盛岡市中央公民館の南部家別邸で挙式した明通洋さん、しのぶさん夫妻。両家の家族が見守る中、幸せな家庭を築くことを誓った

 五月晴れとなった1日、盛岡市中央公民館の南部家別邸で結婚式が開かれた。新緑に包まれた庭園のシダレ桜も満開。両家の親類や友人が、歴史の香り漂う会場で若い2人の門出を祝した。この日、挙式したのは盛岡市出身で北上市北鬼柳在住の調理スタッフ明通洋さん(21)としのぶさん(20)=旧姓・千田。同公民館の高橋清明館長の立ち会いで、三三九度の杯を交わし、婚姻届に署名押印した。

 両親も同じ会場で式を挙げたという、洋さんは「庭もきれいで、雰囲気が気に入りました。温かい家庭を築きたい」とにっこり。純白の打ち掛け姿で式に臨んだ、しのぶさんも「こういう場所での結婚式もいいなあと思います。生まれてくる子供と3人、仲良く暮らしたい」とほほ笑んだ。

 同公民館では、冠婚葬祭などの簡素化を唱える新生活運動の流れに呼応し1958年から結婚式を引き受けている。日に4組もの挙式が行われた時代もあったという。

 最近はホテルなどでの挙式、披露宴が主流。同公民館での挙式は、年間数件にとどまるが、落ち着いたたたずまいの旧邸で、家族や心置きない仲間に囲まれて行う結婚式は再び注目を集めている。

 昔も今も、市内のブライダル関係業者らで作る鶴亀会のメンバーが、事前の準備から挙式当日まできめ細かくサポート。「昔を思い出した」という親の勧めで、二世代続けて、この会場を利用する人も多い。今年は明通さん夫妻を含め既に3件の式が行われている。

 長年、同公民館で婚礼の世話をしているアドバイザーの鈴木良子さんは「純日本風でアットホームな雰囲気。低予算でも、工夫しながら自分たちの希望に沿った式を作っていける。ぜひ、大勢の方に利用いただきたい」と話していた。


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします