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【写真】書画を制作する朱振南さん(右)と南奎雲さん
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台湾の書画家朱振南さんが4月28日、盛岡市住吉町の書道研究美雲社(南奎雲会長)を訪れ「書画を語る会」が開かれた。同市内の書家や版画家らが集まり、書画や文化の違いについて語りあった。
朱さんは会場で筆を持ち、参加者の前で実際に制作。横書きに「徳有隣」と日本への親愛の情を表現すると、南さんも同じ文を縦書きでしたためるなど、言葉を超えた書のセッションが行われた。
朱さんは会場を訪れる前にタクシーの窓からちらっと見たという石割桜の書画を制作。アクリル絵の具を使って満開のサクラの花から描き始め、墨で石を割って生える木の幹や枝を表現。隣りに松の大木を描き入れた。目の前でさらさらと描き進められる書画に、参加者たちからは感嘆の声が聞かれた。
朱さんが同市を訪れたのは、市内の病院に勤める医師平泉喜三郎さんの呼び掛けに応じたため。2人の出会いは2年前。平泉さんが学会で訪れていた台湾の同じ会場で、朱さんの展覧会が開かれていた。その絵に感動した平泉さんが朱さんに声を掛け、手紙での交流が始まった。
「朱さんの絵は人の心の中に入って安らぎや癒やしをもたらす。病気で苦しんだり悩んだりしている人や、つらいことがあるときに心に訴えるものがある」と平泉さん。勤務先の病院に飾る絵を描いてくれないかと依頼。快諾した朱さんは、2日後に控えた米国での展覧会前のぎりぎりのスケジュールの中、展示する場所を見たいと同市を訪れた。
南さんは「絵の線も書の線もしっかりした才能豊かな人。柔らかい紙を使い、かすれやにじみを生かして書くというのは東洋独特の文化と改めて実感した」と感想を語った。
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