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【写真】市長賞を受賞した大坊春草さんの仮名作品「山家集(春)」(一部)
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第33回盛岡芸術祭(盛岡芸術協会主催)の美術展が4月29日から、盛岡市盛岡駅西通の市民文化ホールで開かれている。9部門を4期に分けて19日まで開催。1期の書道、川柳部門の展示は2日まで開かれた。応募作品、招待出品作品を合わせて書道部門では78点、川柳部門では57点が展示された。
書道部門には77人から78点の作品が出展。上位3賞のほか、部門賞に8点が選ばれた。市長賞は大坊春草さんの「山家集(春)」(仮名)が受賞。審査員からは「筆の穂先を効かせて、線が鋭く出ている。強いところと細いところのバランスがいい。横に使うことが多い半切サイズを縦に使い、4段に構成したところが面白い。墨色を合わせるのが難しい料紙に、うまく色を載せた」と評された。
議長賞には三浦真琴さんの「甲骨五言二首」(篆書)が選ばれた。「全体をそろえながらも墨色で変化を付け、甲骨文字の造形の面白さをうまく出した。にじみが強く出る単箋(せん)という紙を使用しながら、墨量をうまく調整して量感を出した」と講評。
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【写真】会長賞を受賞した工藤汀苑さんの「鶯囀」(行草体)
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会長賞を受賞した工藤汀苑さんの「鶯囀」(行草体)では、文字の大小と墨量の変化との組み合わせ、加工紙の使い方、全体の自然な流れがポイントになった。
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【写真】議長賞を受賞した三浦真琴さんの「甲骨五言二首」(篆書)
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川柳部門には57人から109点の作品が出展され、3賞と5点の部門賞が選ばれた。市長賞を受賞したのは杜遊作さんの「輝いていた頃もあり昼の月」。審査員からは「修辞に無駄がなく韻律も確かで安定感というか重量感に満ちている。下五に据えた『昼の月』が柔らかな感じでも、一句の重心となっている。物語性が豊か」と評された。
議長賞は鈴木イサホさんの「福祉にも限りがみえる長寿国」が受賞。「高齢化社会の中、年々薄くなる福祉の現実を直視した作者の明日への警鐘は他人事でない」とコメント。
会長賞には松橋義彦さんの「生きてゆく人もときどきハブになる」が選ばれた。「『ハブ』の発見が効き目となった。例えば『鬼』だったらありきたりになる。人が生きていくとはある意味で『戦い』かもしれない。上五で1拍置き、それから七五と続ければすんなり入る」と評された。
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