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盛岡市が03年度に作製した観光ポスターが、日本観光協会主催の第54回日本観光ポスターコンクールで最高賞の金賞(国土交通大臣賞)を受賞した。同コンクールは1947年の第1回開催以来、ほぼ毎年、開催されている国内唯一の全国レベルでの観光ポスターコンクール。伝統あるコンクールでの受賞に、関係者は「盛岡ならではの魅力をさらに全国発信していきたい」と喜んでいる。
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【写真】日本観光ポスターコンクールで最高賞の金賞を受賞した盛岡市の観光ポスター。盛岡ならではのたたずまいが版画で表現されている
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コンクールには全国から317件、応募作品枚数にして436枚の応募があった。審査は今月14日。同協会を会場に、日本グラフィックデザイナー協会理事の中村誠さん、武蔵野美術大教授の小谷育弘さん、漫画家のはらたいらさんらが審査に当たった。
受賞ポスターはB全版カラーの3部作。2000年度「盛岡isミュージアム」、01年度「盛岡のまつり」、02年度「盛岡の物産」と過去3年間続いた3部作の集大成に位置付けで製作されたもので、山口北州印刷が手掛けた。
紺屋町の番屋、中津川沿いのイチョウ、赤れんが造りの銀行と盛岡人の原風景とも言えるような光景を切り取った同市在住の版画家・大場冨生さんの作品をメーンにしたデザイン。定番の観光スポットではなく、地元の人にしか分からないような盛岡らしいたたずまいを味わい深く表現している。
紺屋町番屋前の通りには宮澤賢治を思わせる後ろ姿。大きなイチョウの下には語らう男女。銀行の脇には自転車を押して行く人が見える。
大場さんは「先に建物や風景ありきではなく、そこにいる人物の視点からスポットを当ててドラマ性を持たせた。委ねられた作者の主観的な感覚が前面に出て、作品から余韻が感じられるのでは」と話す。
ポスターは1種類1千部ずつ計3千枚が印刷され、首都圏のJR各駅などに張り出された。
表彰式は6月11日、静岡県浜松市で開催される同協会の通常総会の席で行われる。同市の阿部信一観光課長は「ポスター日本一を機に、大勢の人に盛岡を知っていただき、足を運んでもらいたい。ポスター以上の魅力を再発見してもらえるよう努力したい」と話していた。
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