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昨年秋の総選挙で岩手1区の次点だった及川敦氏(自民)と、岩手2区の次点だった工藤堅太郎氏(民主)は、夏の参院選に照準を合わせ与野党から政界復帰を狙っている。及川氏は次期衆院選に雪辱を期すべく、自民党推薦無所属の高橋洋介氏を応援して全県選挙の制覇を目指す。工藤氏は衆院2区の支部長を降りて不退転の覚悟で参院比例区に転出し、民主党公認の主浜了氏と岩手選挙区で連動を図る。衆院選ではそれぞれ現職の厚い壁に阻まれた苦い思いがあるだけに、新人同士の争いとなる今回の参院選では心機一転して戦略を練り直す。党と自らの命運を懸け、おのおのの処し方で敗者復活の戦いに挑む。
及川氏は盛岡市議1期、県議1期を経て国政を目指し、昨年11月の総選挙では約5万8千票を獲得しながら、現職の達増拓也氏(民主)に及ばなかった。及川氏は年明けに1区支部長に再任され、次期総選挙に向けて活動を再開。イラク情勢によっては参院選と前後して政局になる可能性も否定できないため、「世界情勢を見ながら常在戦場で活動している」と岩手1区に再挑戦の布陣を整える。
参院選では高橋氏を全力で支援する。4月下旬には高橋氏の盛岡後援会の結成総会で気勢を上げ、1区支部長として県都決戦にさい配を振るう。「昨年支援してもらった方には、なぜ高橋さんを応援するかご理解いただくよう徹底して頑張りたい。高橋さんを支援しそこから前回の結果を踏まえてもう一声掛けてもらうよう」と衆参の連動を期待する。
高橋氏を後継指名した現職の椎名素夫氏は、6年前の参院選で自民党と対決した経緯がある。及川氏は「一部に長く自民党をやってこられた人には当初そうした経緯に対する心情もあったが、椎名さんの後継であり自民党の推薦でもある高橋さんの素晴らしい人物を知ってもらえば、乗り越えられる」と話す。「今回の参院選は自分にとっても必要な第一歩。自分の選挙だと思ってやる」と意気込んでいる。
工藤氏は中選挙区時代に新生党から初当選。小選挙区制の96年から3度の総選挙に新進党、自由党、民主党と党名を転変して挑んだが、現職の鈴木俊一氏(自民)を破れなかった。昨年は約7万3千票を獲得してなお惜敗率で及ばず、比例復活の道も断たれた。工藤氏は「いかなることがあっても衆院に戻るなどということはない。人間の生き方としても」と話し、不退転の覚悟で参院選に転出する。
工藤氏は「選挙区は主浜さん、比例区は工藤堅太郎と公認候補の名前を書いてもらいたい」と話し、初陣となる参院比例区の非拘束名簿式の周知に力を入れている。衆院選の得票を基に、20万票台を第一目標に当選に向けて努力する。
工藤氏は第2選挙区の元支部長として「第2総支部の皆さんからは1日も早く国政に復帰して、参議院に転身してもという強い要望があった」と衆参の相乗効果を期待。「衆院選では自民党という人も、参院比例区ではわたしに入れてくださるという声を聞く」と話し、政権交代の戦いに挑む。
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