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盛岡市上太田大堀の佐々恵農園内の農園ミニギャラリーでは、宮沢賢治の作品の中に出てくる鉱石をテーマにした「宮沢賢治さんと石−十力の金剛石たち」が開かれている。鉱石採集が好きで「石っこ賢さん」と呼ばれた賢治は、作品にも多くの鉱石を登場させている。展示されている鉱石を実際に手に取ることができるとあって鉱石から賢治の世界に迫ることができる。
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【写真】賢治作品に登場する鉱石が展示されている佐々恵農園ミニギャラリー
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『十力の金剛石』は王子と大臣の子が金剛石を取りに行く途中、宝石の世界に迷い込んでしまう幻想的な話。『りんどうの花は天河石(アマゾナイト)で、その葉は硅孔雀石。黄色い草穂は猫眼石(キャッツアイ)。野ばらの枝は茶色の琥珀や紫がかかった霰石(アラゴナイト)で、その実はルビー−』といった具合にさまざまな鉱石が登場する。
「鉱石を手に取ることで新しい発見もあるし、作品への理解も深まる」とギャラリーを管理する栗谷川寛衞さんは言う。
ほかにも、『楢の木大学士の野宿の第二夜』に登場するジッコさん(磁鉄鉱)、オーソクレさん(正長石)バイオタイト(黒雲母)、ホンブレンさま(角閃石)や『気のいい火山弾』に登場するベゴ石(火山弾)など、100を超える鉱石が展示されている。
栗谷川さんは、賢治と同じ道を歩く「岩頸を訪ねる」も計画中だ。滝沢村の石ケ森、同大沢坂(おさざか)、上鹿妻の蟹沢(がんじゃ)山などを巡る。
「賢治と同じ道を歩き、同じ自然に触れてほしい」と話している。
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