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紫波町升沢の門前(もんぜん)もと子さんは1917年(大正6年)4月21日生まれの87歳。毎朝午前4時半に起きて日中は草取りをしたり、ふろ用のまき割りを日課にしている。杖や手押し車に頼らず数キロの範囲で歩けることと背筋が曲がっていないことが自慢だ。
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【写真】健康作りと考えてマキ割りをする門前もと子さん
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門前さんの家では戦前から馬車引きの仕事をしていた。婿養子に入った夫の芳太郎さんも馬車を引き、山王海付近で切り出した木材の搬送をしていた。芳太郎さんが出征した44年から復員する46年までの3年間は、もと子さんが馬車を引いて一家を支えていたという。
午前4時半に起床する。若いころからの生活習慣でこの時間に目を覚ます。仏壇に線香を立てて拝んだあと、近くの神社をお参り、家の周囲の草取りを1日中やっている。
月に何回かやるふろのまき割りは健康法の1つで30センチくらいに切り分けている丸太をタイミング良く割っていく。
「まき割りは全身運動、体のためにとってもいい。転んで肩の骨を折ったこともありましたがまき割りをしても全く痛くないんですよ」と自慢する。
近くの温泉に行くと、もと子さんより若い年代の人が会話で体調の不良を話すが、血圧等の薬を飲んでいる以外は足腰が丈夫で、2キロほど離れた場所にある農協支所にも徒歩で行き、最近もウオーキングで10キロ近く歩き周囲の人たちを驚かせたという。
「つえなどはなるべく使わないようにしている。わたしには要らない。他の人を見ると腰が曲がっている。つえや手押し車を使うと、それにばかり頼ってしまってだめだと思っている。だから外出は一人、人に頼らないで自分の足で行く、これが日ごろから心がけていること」。
草取りとまき割り、自分の足で歩くことが体の健康作り。心の健康は歌を歌うこと「読み書きも余りできないので、自分に何かできることはと考え歌ったり、何かをやっていることがわたしの健康法ですよ」と話している。
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