2004年 5月 5日 (水)       

■ 〈紫波町〉満開のミズバショウ 山屋地区で

 紫波町山屋地区内の峠集落でミズバショウ祭り(主催・山屋夢楽づくり委員会、吉岡正一委員長)が3日行われ、町内外から大勢の人たちが訪れた。見渡す限りに広がる満開のミズバショウの美しさに感動していた。

峠集落のミズバショウ原生地
【写真】峠集落のミズバショウ原生地

 同地区では毎年秋にふもとにある神社で山屋ふるさとまつりとして地域振興を狙いとした催しを行ってきたが、今回は峠集落を巻き込んで盛り上げようと夢楽(むら)づくり委員会を結成し、ミズバショウが満開となる時期に合わせて開催した。

 峠集落は標高五百数十メートルの高地にあり、奥州藤原氏の時代は軍用馬の牧場として使われ源義経が騎馬訓練をしたと言われている。その後、九戸政実の滅亡後に家臣が政実の遺児を守り住み着いた。集落内にある熊野堂は政実親子をまつったものだと伝えられている。

 ミズバショウは集落の入り口付近の道路左側(盛岡方向)に原生しているもので、今年は4月下旬ころから咲き始め、今が満開、株数にして1千以上はあるという。山屋地区の住民のほかに知られることはあまりなく、手つかずの自然風景が残されている。

 委員会ではここを観光名所にするため地区を紹介する案内板を設置、湿地帯を歩かずにミズバショウが見られるように地区民の手で木道を設置した。開花直後に雪や霜が降りて心配されたが3日も美しい花を咲かせていた。

 会場に訪れた人たちは木道に入って「こんなにきれいなミズバショウは見たことがない」と感動した様子で眺め、カメラで撮影していた。

 吉岡委員長は「山屋を何とか盛り立てようと2年前から山屋ふるさと祭りを開催してきたが、下の方だけでなく今回は峠の地でやることにした。立派なミズバショウの群落、産直、山屋田植え踊りなどで楽しんでほしい」と話している。

 会場では田植え踊りが始まるまで地区住民が熊野堂の案内、農産物や郷土料理を販売、田植え踊りは普段は1時間程度だが3時間近くかけて10通りの踊りが披露された。


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