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盛岡白百合学園中・高校に4月、千葉佳子校長(54)が就任した。18年の間校長を務めた、水原洋子前校長の後を継ぎながらも、「伝統にあぐらをかくだけでなく、新しいことにも挑戦したい」と意気込む。
4月、創立112年の伝統を持ち、2万人以上の卒業生を送り出した歴史ある女子校は、北東北3県の高校で初となる、英語特化校(SELHi)の指定を文部科学省から受けた。幼稚園から高校までの一貫教育のメリットを最大に生かした英語教育に全学が一丸となり取り組む。千葉校長に聞いた。
■SELHi(スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール)の指定へ向けた取り組みは。
千葉校長 本校は1974年に県内の高校で初めての海外研修を始めました。そして今年の3月には、中学校でも海外研修を始め国際交流を通じた教育を進めています。SELHiには20代、30代の若手教諭ら4人が中心となり「英語を話せる日本人」の育成を目指して1年ほど前に研究を始めました。
■指定を受けてからの校内の取り組み・反応は。
千葉校長 中心になって、取り組んだ若手だけでなく中堅からベテランまで教員が一丸となって研究をサポートできる体制にあります。指定を受けたのは高校ですが、中高一貫校の特色を生かし、6年というスパンでの英語教育の研究を進めます。県内で唯一の指定ですので、県の英語教育の推進にも責任があると考えています。
■海外研修・留学制度などに力を注いでいますが、いわゆる外に出ることはどのような効果があるとお考えですか。
千葉校長 海外で学ぶことは自分のルーツを知り、自国の文化を見つめ直す機会になりますし、異文化を肌で体験することは、人間として大きな成長をもたらします。1年あまりの留学を終えた生徒はたくましく変身した姿を見せてくれます。
■中高一貫の6年というスパンがもたらすメリットは。
千葉校長 中学校の3年間には、アドバンスコース(先取り学習)、スパイラルコース(定着学習)の2コースがあり、生徒が選択することができます。
また、私学ということもあって、母娘と2代に渡って同じ先生に学ぶことも少なくありません。同じ先生が6年間の成長を見守るというのは生徒本人だけでなく、保護者との信頼関係を強めます。
■目指す生徒像と教育目標は。
千葉校長 受験に向けた学力をつけるというのは、当然として、魅力を持ち、総合的なバランスのとれた女性を育てるべく全人教育を目標にしています。
神様からいただいた命や才能は人のために使われることが望まれています。しかし、なまけていては才能は開花しない。人のために役立てようと努力をすること。それが本校の基本的な教育の考え方です。
■ご自身の今後の抱負を。
千葉校長 社会、家庭、生徒も大きく変わっていますし、少子高齢化も進んでいます。創立以来、地域の人に育ててもらいました。これからも、生徒そして地域に近い存在でありたいと思います。
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