2004年 5月 7日 (金)       

■ 〈紫波町〉地場産ソバで焼酎を 転作組合が取り組み

 紫波町の5つの転作麦生産組合で組織する紫波地区そば生産組合(高橋節也組合長)は、麦を収穫した後に植える後作のソバを使ったそば焼酎(しょうちゅう)づくりに取り組んでいる。県内には焼酎醸造の免許を持つメーカーがないため長野県佐久市のメーカーに依頼、4月に殻をむいたソバ1トンを発送した。8月に3千本を限定販売する計画。高橋組合長は「ソバだから麺にして食べるというのは芸のない話。ある雑誌で焼酎の委託生産というのを見てこれだと思った。自分たちが作ったソバを自分たちが飲む。これは究極の地産地消です」と楽しそうだ。

新しい特産品としてそば焼酎に取り組んでいる紫波地区そば生産組合長の高橋節也さん
【写真】新しい特産品としてそば焼酎に取り組んでいる紫波地区そば生産組合長の高橋節也さん

 高橋さんがそば焼酎を考えたのは今年3月。水分農産(高橋さんが代表)と升沢麦生産組合の2組合で福島県の業者と、今回依頼をした長野県の芙蓉酒造協同組合を視察した。4月初旬に平沢上通転作組合、牡丹野営農組合、稲藤第1営農組合も加わり、紫波地区そば生産組合を発足させ、各組合の代表が芙蓉酒造を訪問し契約を取り付けた。

 すぐにソバの用意をし、皮をむいた1トンを4月22日に発送。アイデアが浮かんでから1カ月強で組織作りなど準備を整えた。

 考えている焼酎は乙類、ソバの割合は50%〜70%(通常は30%程度)の間、アルコール度数は25度というところまで。口当たりや味などについては話し合い、醸造作業に入る前に決める。

 「100%ソバを使うと発酵しないということだったが、ソバ産地にふさわしく原料を豊富に使っていく。お盆の前には出来上がるので夏の焼酎として飲んでもらおうと思っている。寝かせるほど味が良くなるというから、かめなどに入れて何年か置いて古酒も楽しみたい」と、焼酎が出来上がるのが待ち遠しいといった様子。

 同組合では夏の販売に向け焼酎の名前を募集している。応募先は、紫波町吉水祭田41の1、岩手中央農協水分支所(電話673−7211、ファクス673−7214)の支所長あて。

 締め切りは26日。当選者にはラ・フランス温泉館の入浴券と紫波町の特産品が贈られる。


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