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古文書初心者入門講座が8日、盛岡市上田字松屋敷の県立博物館で開講した。2月まで全10回を予定している講座を18歳から70代まで19人が受講。講師は同館学芸調査員の時田里志さんが担当。寺子屋の教科書や藩政文書などのテキストを解読し、関連する歴史事項なども解説した。
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【写真】古文書初心者入門講座でテキストを解読する受講者たち
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初日は寺子屋教科書の「子供早学問」(盛岡舞田屋刊)を使用。テキストの漢字を拾ったり、平仮名の崩し字の元になった漢字を解読したりする作業を行った。受講者たちは、テキストを崩し字の表と見比べながら当時の人々の声に耳を澄ませていた。
時田さんは「平仮名は漢字を崩して生まれたもの。古文書では今、われわれが使っている平仮名とは違うルーツのものもある」と、1890年(明治23年)の新聞記事を例に紹介。「約100年前でもいろいろな平仮名を使っていた。句読点や濁点、促音などは適当に使っていた」と説明。
江戸時代には旧字体と正字はあまりこだわりなく使われていたという。「国」という字でも「國」や「圀」などいろいろな字を使っていたことを紹介し「古文書ではこの字でなければいけないというのはなく、いい加減なもの」と受講者たちを笑わせた。そのほか「くわ」と書いて「か」と読むなど古文書特有の表記の仕方にも慣れてほしいと呼び掛けた。
今われわれが使っている平仮名の使用が決まったのは1900年。「小学校令施行規則」で仮名は1音1字になったが、一般にはまだ普及していなかった。全体で完全に普及したのは、46年(昭和21年)の内閣訓令で「旧仮名遣いは公文書でなるべく使用しないように」という指示以降だったと説明した。
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