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盛岡市内で発行されている子育て情報誌やフリーペーパーが若い母親の間で注目されている。少子化社会の中で出産に不安を抱く妊婦や育児に奮闘中の若い母親は少なくない。子育ての不安を抱えながらも、楽しんで育児をしたいと考える若い母親が増えている。そんな母親らのニーズに応えようと「もりおか子連れでもりもりマップ」(ママーズ)、「すてっぷきっず」(総合広告社)が相次いで発刊された。
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【写真】「もりおか子連れでもりもりマップ」編集長の吉田美津子さん
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2月に市内の書店で販売された「もりもりマップ」(B5版、46ページ、410円)は、わずか2カ月で1700冊を超え、自費出版としては久々のヒットとなっている。
市内の産科・婦人科・小児科がエリア別に地図入りで掲載のほか、手軽に利用できるスペースや授乳室、子供の部屋のある公共、民間施設の紹介。さらに、子連れで楽しめるスキー場や子供向け美容室のお勧めスポットや育児中の体験談など、育児中の母親らが求めるきめ細かい情報が掲載されている。
ママーズ(大森紀代美代表)は今年、結成10年目。子育て中の母親ら数人が集まり、子育て支援を目指したボランティアグループとして発足した。育児から、家族や仕事のことなど、同じ問題を抱える母親らが集まり、話し合いや情報交換しながら10年を過ごしてきた。
その間、会員を募り、幼稚園や保育園、親子でのアウトドア、子育てサークル、女性が輝く時代、早期教育、嫁VS姑など硬軟取り混ぜた特集を組み、年4回の季刊誌を発行した。現在会員は100人を超えた。
「もりもりマップ」はママーズのスタッフ6人で企画・編集した。同誌編集長の吉田美津子さん(36)は「これまでメンバー対象に手作りで、A3用紙を半分折りの季刊誌を出してきました。そして、いつかは書店で販売できるような情報誌を出す夢をスタッフ全員で持ち続けました」と経過を語る。
その後、会員数も増加し、幼稚園サロンや転勤族ママの交流会、いわて子育てシンポジウムなどを開催。ホームページ(www.mama−s.info)を立ち上げたり、仙台市で開催された全国子育て情報誌ネットワークなどにもスタッフらが参加するなど、着実に情報誌発行への実現に向けてステップを踏んできた。
吉田編集長は「昨年から10周年に発行する機運になりました。活動費も少しはたまりかましたが自腹も。赤字覚悟で出そうと決め、スタッフが一丸となり企画から取材、広告取りまでしました。家族に迷惑かけた点も」と言う。
発行部数は2千部。「当マップには、わたしたち自身が日ごろから困ったり、感じたことをそのまままとめました。それが支持されたことが大変うれしい。でもまさか、こんなに早く売れ出すとは。書店で買う人の多くは若い主婦や転勤族の人のほか祖父母の方も。子育て中の孫のために買ったそうです」と率直に喜んでいる。
「目標の2千部まではまだ。ぜひ市内の書店で1冊。これから第2号に向けて取り組む予定です。育児関係の情報はまだまだ不足の状態。内容はこれからですが、地域の子育て中の母親や妊婦さんらが元気になれるような紙面ができれば」と話していた。
「すてっぷ きっず」(A3版変形、8ページ)は4月9日、「子育てにがんばるみんなを応援します」をキャッチコピーに発行した。年4回の発行予定で第1号は盛岡近郊を中心に、13万2千部を発行、ポスティングして配布した。
託児所から子供の衣料店、レジャー施設、各種スクールなどの紹介と子育てに関する情報の掲示が中心。同社の営業担当者の渡邊一裕さん(26)が企画した。編集、デザイン、営業などスタッフは5人。
渡邊さんは「2年前に長男が誕生した。初めての子育て。子供が病気すればどの病院に行けばよいのか。子供と一緒に行ける飲食店はどこにあるのか迷った。そのような自分の体験から、子供向けの情報紙を出したら同じような悩みの親に重宝がられるのではと」企画した。
企画が通過し市内を営業して歩いた。渡邊さんは「広告主から面白いとか協力すると言われ、市場としての広がりを感じた」と言う。市内にはマシェリや悠々などのフリーペーパーが出ている。
「他のフリーペーパーでも子供の特集はやるが、たまにだったり、部分的だったりしている。当ペーパーは完全に子供に特化している。ターゲットもしぼられている。次号は7月だが子育てを頑張る母親やサークルなどの読み物記事も掲載し楽しい紙面に。市内各地に置けるような場所をたくさん確保したい」と力を入れている。
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