|
競馬組合(管理者・増田知事)は26日、盛岡市神明町の競馬会館で議会を開き、03年度決算の赤字を補てんするための04年度補正予算案を可決した。03年度は当初見込んでいた競馬会館のビルと高松の旧競馬場跡地が売却できなかった分を含めて、39億2200万円の不足が生じ、過去の累積と合わせると104億7488万円の赤字となった。
地方公共団体は赤字決算ができないため、04年度の当初予算案416億2146万円に104億7488万円を補正して、03年度に繰り上げ充用する。前年度の欠損分への繰り上げ充用は01年度から4年目となる。
県競馬組合管理者の増田知事は26日開かれた競馬組合議会(工藤篤議長)で、岩手競馬の危機打開に向けた経営改善計画策定の見通しを説明した。国の競馬法改正を踏まえて民間への事務委託と他の事業者との連携強化に重点を置いた内容となる。6月末までに中間報告をまとめ、今年度の早い時期に策定して組合の経営再建を図る。7月13日のNHKテレビ「プロジェクトX」でメイセイオペラ号が取り上げられることを明らかにし、全国へのPR効果に期待を寄せた。
競馬組合の抜本的な経営改善への取り組みについては、今年度から組合職員4人、県職員2人の6人による構造改善検討委員会作業部会を設置し、組合内部で策定作業を進めている。国の競馬法改正の動きと並行して経営再建の方策を練っている。
増田知事は議会の管理者あいさつで、衆参両院の審議状況を踏まえ「法改正の主な点は競馬の実施に関する事務の委託、競馬事業の連携強化、勝ち馬投票法の重勝式の追加など。当競馬組合の経営改善につながると思われる改正内容は、競馬の実施に関する事務の委託、競馬事業の連携強化にかかる事業費の補助の2点が挙げられる」と述べた。
経営改善計画に反映させる点については「委託は民間の方々が持つ幅広い営業力のノウハウを積極的に活用できる一方、思い切った民間手法による経費の節減が期待され、競馬組合の発売額の増加や経費の節減につながる期待される。競馬事業の連携計画にかかる事業費の補助についてはブロック化の推進により増収および経費削減のうえで収支改善が見込まれる。農林水産大臣の認めた場合、当該事業について政省令の定めた額が地方競馬全国協会から補助される」。
「政省令の改正内容が明らかになっていないが、今後これらの内容を十分に把握しながら当県の実情に合った実効性の伴う計画をまとめたい」と述べた。
|