2004年 6月 1日 (火)       

■ 〈滝沢村〉チャグチャグ馬コのワラ細工づくり

 滝沢村滝沢の村埋蔵文化財センターで5月29日、ワラ細工チャグチャグ馬コ作りが行われた。階美栄子雫石民芸社代表を講師に迎え、「忍び駒」と呼ばれる縁起物の郷土玩具に挑戦、装束で飾り付けた。参加者が12日のチャグチャグ馬コ行列を前に由来を学びながら楽しく製作した。

ワラ細工でオリジナルのチャグチャグ馬コを製作した受講者
【写真】ワラ細工でオリジナルのチャグチャグ馬コを製作した受講者

 製作の工程は、長さ50センチの稲ワラを束にして中心を折り曲げたものを2束使い、1束を頭部と前肢、もう1束を胴体と後肢にする。口や耳、たてがみを作り、穂を尻尾にした。ワラの束を左右の四肢になるよう分ける。

 後肢は針金を通して折り曲げる。首や四肢を補強する巻きの作業はワラ束にワラひもを通すのが難しい。胴体に赤、黒、黄色の3色の帯を締め、チャグチャグ馬コにちなんで前垂れと吹き流し、鈴ひもを掛けて完成。

 忍び駒は、願掛けが成就すると3色のひもを結んでお礼参りする風習があったと言う縁起物。

 同日は男女15人が参加。階さんは帯ひもは縁起が悪いので縦結びにしないことなど解説を交じえた。参加者は口を開くのは雄、開かないのは雌だと聞いて感心していた。

 同村鵜飼の桐生正蔵さん(75)、キチさん(74)夫婦は今回初挑戦。正蔵さんは子供時代の草履作りや忍び駒の3倍もあるワラ細工を製作したことを思い出していた。「農家出身だからワラ細工はやっていた。小学校のころは1年間履く分、50足をまとめて作っていた。朝のワラ打ちなど懐かしい」。


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