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県文化振興事業団埋蔵文化財センターは2日、盛南開発に伴い発掘調査を進めている矢盛遺跡(飯岡新田字矢盛地内)を現地公開した。縄文時代の遺跡とみられるが、出土遺物が面積に比して極端に少なく時期を絞り込むまでに至っていない。陥(おと)し穴が28基、河道の跡が見つかっていることから狩り場だった可能性が高い。
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【写真】矢盛遺跡で見つかった溝状の陥し穴
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今年度行われているのは第5次180平方メートル、第6次3386平方メートルになる。JR東北本線仙北町駅から南西に約1・8キロに位置し、雫石川によって形成された河岸段丘面の縁辺部に立地している。
検出された遺構は縄文時代の陥し穴28基、時期不明の住居状遺構1棟、土坑37基、溝跡3条、柱穴状土坑107基、井戸跡1基、旧河道2条など。柱穴は規則性がなく建物跡のものとは考えにくい。住居状遺構も住居かどうかは不明だ。
陥し穴は動物を捕らえるため掘られた仕掛けと考えられている穴。水辺に集まる動物を狙っていたと考えられる。同遺跡はすべて溝状で、長いもので400センチほど。幅は60〜80センチのものが多いが、中には20センチほどのものもある。深さは100〜150センチ。遺物は縄文土器、土師(はじ)器と須恵器などの破片が出土した。ごくわずかで、点在して見つかっていることなどから、集落とは考えにくい。
周辺の細谷地遺跡や飯岡才川遺跡、向中野館遺跡などは奈良平安時代や古代の遺跡。狩り場と関連づけられる縄文時代の遺跡は見つかっていない
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