2004年 6月 7日 (月)       

■ 掛け声は初夏の風に乗って 大盛岡御輿祭

 盛岡の初夏の風物詩、第16回大盛岡神輿(みこし)祭が6日、盛岡市の大通商店街を中心に行われた。今年は68団体、大人神輿12基、子供神輿3基、おはやし屋台1台が参加。約1500人の担ぎ手らが参加して威勢のいい掛け声で盛岡の中心街を練り歩いた。同祭は1989年、盛岡市制百周年を記念してスタートし今年で16回目。青森、秋田、宮城の3県など県内外から担ぎ手が参加し祭りを盛り上げた。

大通を舞台に繰り広げられた第16回大盛岡神輿祭
【写真】大通を舞台に繰り広げられた第16回大盛岡神輿祭

 開会式は晴天の下、中の橋のたもとの河川敷で行われた。同祭実行委員長の鈴木稔委員長が登壇。「昨年は台風が接近して大雨の中での開催になった。子供神輿は参加しなかった。今年は元気に参加してくれる。津志田東町内会の子供たちも初参加する」と子供神輿に期待を寄せた。

 そのうえで「今年は県外から10団体が参加してくれる。当祭りの目的は、大人も子供も参加して、盛岡市の中心市街地を活性化すること。16回まで続けてきて、すっかり盛岡の風物詩になった。みんなで元気を出して、街を活性化させ、神輿仲間の互いの交流も図りたい」とあいさつした。

 大会名誉会長の谷藤裕明市長は「同神輿は約300年前の盛岡八幡神社の建立のときに行われたもの。長い歴史のある神輿で、子供神輿が出て練り歩くことは歴史をつなぐことになる。神輿には盛岡、岩手のみならず県外からも担ぎ手が参加している。力を合わせて元気に地域のために盛り上げてもらいたい」と担ぎ手らを激励した。

 神輿は3本締めに送られ、青や黒、黄色、紫など色鮮やかな、はんてん、腹かけ、また引き姿の担ぎ手が出発。沿道には神輿の関係者や家族、市民が並び、声援を送っていた。

 この日は早朝から青空が広がり、正午からは気温も上がり初夏を思わせる陽気となった。神輿が沿道に繰り出したのは午後1時ころ。桜山神社前から担ぎ手らは威勢良く掛け声を出しながらに神輿を担いでいた。 

 神輿が映画館通り付近に来ると沿道は見物の市民らでいっぱい。汗だくになった担ぎ手らに惜しみない拍手が送られた。家族連れらの多くは子供を肩に乗せながら熱気のこもった神輿を眺めていた。

 今年初参加の津志田東町内会子供会の梅津大芽君(津志田小2年)は青いはんてんをまとい神輿に参加。仲間や大人たちと一緒に練り歩いた。「みんなで出て楽しい。神輿の上に乗りたかったけど」とちょっぴり残念そうだった。

 花巻市でホームステイ中のアメリカの高校1年生エリン・リッシュさんは「とても素晴らしい祭り。日本の伝統的音色や踊りを楽しめた。見に来てよかった」と感激していた。


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