 |
|
|
【写真】パン研究班のお姉さんたちと焼きたて食パンを食べる川前保育園の園児たち
|
|
|
|
|
|
「盛農パン」のブランド化を目指している滝沢村の県立盛岡農業高校(及川孝校長)で、食品化学科3年生のパン研究班の生徒7人が4日午後、同村巣子地区にある川前保育園(松村郁子園長)に焼きたてのパンを届けた。
食品化学科のパン研究班は生徒の人気コース。2年生から本格的にスタートする。先輩たちが取り組んできた技術を引き継いで、健康パンと地域の普及を目指している。
8代目になる3年生のパン研究班はリーダーの松村友美さん、中村幸子さん、山本深雪さん、畠山志織さん、堀江静華さん、三浦紗生さん、坂本美悠生さん、高野正行さん、山本俊さんの9人。
この日は保育園児のためにアレルギー対策で卵と乳製品を使わない「きなこ入り食パン」と普通のパン2種類を作った。
|
 |
|
|
【写真】自分たちの栽培した大豆で栄養強化した食パンづくりに1年間の開発を要した「きなこ食パン」と普通の食パンを前にしたパン研究班の仲間たち
|
|
|
|
|
目玉のきなこ入りパンは県産小麦「ゆきちから」に龍泉洞水、野田村天然塩を使用。きなこは盛農産ナンブシロメ。すべて県内産の安心材料を厳選した。
当日、パン研究班は午前8時前から実習室でデータを記録しながら作業を始めた。
まず県産小麦を配合したパン粉をミキサーにかけて生地にする作業から。一次発酵させて生地内に新しい空気を入れて伸びのある生地にする。これを生きた酵母を使って発酵させる。
電気オーブンから取り出した食パンは形、風味、食感とも申し分のない出来栄え。こんがりと焼けて歯ごたえのあるスペシャルパンに生徒たちは満足気の表情だった。
|
|
 |
|
|
【写真】盛農パンづくりの思いが伝わり、見事に焼き上がった「きなこ食パン」
|
|
|
|
|
|
このパンを持って午後3時のおやつ時間に川前保育園を訪問。園児には6年前から開発したパンを試食してもらっている。
園児たちも「きょうのおやつは盛農パン」と元気に返事をして生徒たちを喜ばせた。各組ごとにテーブルに座って食パンを食べていた園児たちは「おいしい」と言いながらほおばった。
リーダーの松村さんは「勉強するなら盛り上がっている科で一生懸命にやりたかった。地域の生産者としての喜び、製パンに対する思いは同じです。園児たちから食べたくないとか言われなくて、作ってよかったと思います」と話していた。
松村園長は「園児たちはパンを食べるのを楽しみにしています。お姉さんたちが来るのも同じです」と話す。
|
 |
|
|
【写真】生地の状態を確認するリーダーの松村友美さん(左)と村上利行先生
|
|
|
|
|
おいしいパンを焼き上げるのは昭和46年製の年代物の電気オーブン。担当の村上利行教諭は「8年前までは使わないでほこりをかぶっていたオーブンでした。技術面よりも機械操作にクセがあるので気が抜けません」と話す。
子供たちに増えている食物アレルギーを考慮したパン研究班をスタート時から担当した村上教諭。この1年間の試行錯誤が実り、特許庁へ「盛農パン」として商標登録を申請した。8年前に立ち上げた1代目と2代目の研究班はメンバーがそれぞれ1人だけだった。以後は食品に対する関心が高くなり8人前後に増えたという。
|