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盛岡市を会場に9日から始まる第52回全国ろうあ者大会に向け、同市下太田の太田タクシー(石川淳也社長)は、全車両に「筆談対応」のステッカーを掲示し、聴覚障害者に対する積極的なサービスを開始した。筆談での会話をよりスムーズにするため、行き先や料金、所要時間などを簡単に書き込める特製メモ用紙も準備。簡単な手話の練習も始めた。「全国から盛岡にいらっしゃるお客様に、少しでも良い印象を持ってもらえれば」と温かいもてなしを心掛ける。
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【写真】車内には筆談のための特製メモ用紙を準備。「どちらまでですか?」、「料金は車内のメーターをご確認ください」など意思疎通がスムーズに進むよう工夫されている
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同社には21台の車両があり、40人の運転乗務員が勤務。1日から全車両の後部に「ろうあ者の方へ筆談対応致します」と書かれたステッカーを掲示した。
車内には筆談用の特製メモ用紙を準備。「歓迎」のメッセージの下に大会の主会場が示されているほか、行き先や料金、所要時間なども簡単に書き込めるよう工夫されている。朝礼や車庫での待ち時間を利用して、手話を使ったあいさつの練習も始めた。
筆談対応は「ろうあ者も、タクシー乗務員も、100%手話ができるとは限らない」という中途失聴者からのアドバイスがきっかけ。短期間で手話をマスターするのは難しくても、工夫しだいで心のこもったサービスは可能と社を挙げて取り組むことになった。
「市内でタクシーを利用する、ろうあ者は、あらかじめ、行き先を書いたメモなどを準備して乗車する場合が多い。普段はお客様のほうに気を遣わせている。その思いに少しでも応えたい。駅に降り立った時、筆談対応タクシーが目に付けば、安心してもらえるのではないか」と同社の佐々木友美専務。大会後も筆談サービスを続け、将来は観光案内などができる体制を目指したいという。
運転乗務員の及川満雄さん(51)は「失礼がないよう、分かりやすく説明できれば」と話していた。
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