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【写真】9月上旬にもトンネルの掘削が始まる盛岡市三ツ割地内の現場(長嶺橋から撮影)
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盛岡市北山の国道4号と結ぶ同三ツ割の国道455号北山トンネルの工事は9月上旬にトンネル本体の掘削が始まる。特定共同企業体(JV)による築造工事安全祈願祭が7日、三ツ割坑口前で行われた。既に3月上旬から準備工事がスタートしており、掘削は三ツ割側から始めて06年春ごろまでに完了予定。排水工などを行い、同年10月8日までの工期となっている。1984年(昭和59年)の事業着手から20年が経過し、地権者や地元住民の同意を得て、国道間を結ぶトンネルがようやく本格着工される。
トンネルは県が整備する同市北山〜三ツ割間の整備延長1400メートルのうちの延長924メートル。上下線分離片側2車線(計4車線)、車道幅員は計13メートル。北山側の約100メートル区間は上下線がメガネ型の近接構造となっている。
工事は県が設計。3月議会で工事の予算を採択。委託料は51億1350万円。周辺の環境に配慮し、掘削場所の地質的な構造やメガネ構造などで技術的な難易度が高くなっている。
掘削は三ツ割側から始まり、ある程度掘り進んだ段階でトンネル内の覆工コンクリート工などに着手。北山坑口まで924メートル区間の貫通は06年春ごろに完了。その後覆工や排水工などを経て同年秋に整備が完了見込み。
三ツ割地内の国道455号は、市街地から上米内地区までの区間に松園、桜台ニュータウン方面から利用者が多く合流し、沿岸部の利用者を含めて慢性的な交通渋滞を引き起こしている。幅員が5・5メートルと狭あいなことも原因となっている。
このため県は今後の区間における交通量の増加を予測し、北山バイパスを整備。交通渋滞の解消を図る。
同時に盛岡市は国道4号以西の同市梨木町の中央通までの延長1400メートルを都市計画道路梨木町上米内線として整備。前年度末までに岩手銀行上田支店前交差点から国道4号までの700メートル工区のうち上田中学校の通りまで450メートル区間を接続。今年度は残り250メートルの工事完了を目指す。
梨木町までの700メートル工区は用地調査がほぼ完了し、建物調査と用地補償に着手しており、08年前半の完成を目指して事業が進められている。
祈願祭には長沢忠雄盛岡地方振興局長、森順一盛岡市建設部長、地元北山自治会の鏡保夫会長、東禅寺の石崎正和住職、JVの前田建設工業、間組、梨子建設と協力会社の関係者約70人が出席。工事の順調な進行による早期の渋滞解消と作業の安全無事を祈った。
長沢局長は「事業から20年目でトンネル工事に着工できるのは地域の理解と熱烈な支援によるものと改めて感謝する。財政的には厳しいが造るなら質の高く、安全で安心な環境に配慮した道路をと設計された。メガネ構造など珍しく難しい工事だが工事の安全と順調な進ちょくに期待する」と祝辞。
和田繁・前田建設工業東北支店長は「近隣や県民の皆様に活用され、交通渋滞の緩和へ並々ならぬ期待を受けていることを改めて痛感する。厳しい土壌条件下で、環境とより早く、より安くということで、培ってきた技術を総結集し、設計の意図、考え方を踏まえて努力したい」とあいさつした。
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