|
「いわてをマーケティングする講演会」(宮経営コンサルタント事務所、ジェリコ・コンサルティング共催)が4日、盛岡市盛岡駅前北通のホテルメトロポリタン盛岡ニューウイングで開かれた。小売・流通・サービスの関係者ら110人が出席。ローソン取締役の青木輝夫氏、宮健氏、荒川圭基ジェリコ・コンサルティング社長らが手法について講演した。
|
|
|
 |
|
|
【写真】「ローソンとこれからの企業経営」と題して語る青木輝夫ローソン取締役
|
|
|
|
|
|
|
青木氏は「ローソンとこれからの企業経営」と題して講演した。ローソンの店舗は7821店。年間約200店が純増という。03年度の経常利益は376億円。「小売店数はこの2年で約10万店減少し130万台に落ちた。20年前に比べ3分の1に激減した。上位3分の1に入っていなければ生き残りが難しい業界。その中でコンビニは増加を続けている」と解説した。
日本でコンビニが誕生して30年が経過する。この間、店舗運営や品ぞろえも変化し、首都圏ではATM(現金自動預け払い機)併設は普通。健康志向ニーズに対応しオーガニック商品を中心のナチュラルローソン店も誕生している。時代のニーズに応じた機動性の高い店舗展開をしている。
青木氏は「コンビニは米飯など調理済み食品の中食を中心に伸びてきた。米飯食品を買う客はソフトドリンクも購入する。ソフトドリンクは利益貢献度が高い商材。しかし最近は中食市場が弁当チェーンや外食産業の追い上げ、消費者の他の商品への消費で縮小傾向にある」と課題を上げた。
さらに2点を課題に加えた。「ローソンの利用者の7割は20歳以上40歳以下。そのうちでも男性の利用は圧倒的に多い。しかし40歳以上の利用は少ない。高齢化への対応が急務。また女性の利用者が意外に少ない」と話した。
ローソンでは、課題を踏まえて新たな経営に着手した。店舗をマチのほっとステーションとして、顧客が生活する地域の中で、常にホットな商品やサービスがあり、ほっとできる場を目指す。
青木氏は「店舗の運営力と開発力、商品の開発力が重要だが、その上でCS(顧客満足)度を高める努力が求められる。オーナーも当然大事だが一番大事なのは顧客。最高の満足を提供すること。CS度を高めなければ企業は存続しない」とCS経営重視を挙げた。
同社は24時間のカスタマーセンターを設置しクレーム処理に対応している。「接客態度が悪いとのクレームが多い。当社全店の1日の利用者数は600万人。客が店頭を評価する。心のこもった接客を重視する方針」と述べ、さらに接客に力を入れる考えを示した。
引き続き宮氏が登壇した。「やっぱりがんばろうよ!岩手」をテーマに、テレビ番組に出演したビデオを放映しながら、増田寛也県知事のがんばらない宣言に反対の考えを表明した。「頑張らないは努力を否定すること。学校現場からスポーツ選手、経営者や従業員など、みんなが頑張っている。商店街には街の駅を作り集う場所を。花巻空港は花巻賢治空港に」と訴えた。
荒川社長は「全体と個のマーケテイング」をテーマに、豊かな自然がある岩手の強味を生かし、マーケティング力の弱さを補う企画の必要性を説いた。
主催者の宮氏は「全国レベルで活躍している2人を招いて初の共催マーケティング講演。企業でも県でも個人でも理念が大事」と話していた。
|