2004年 6月 10日 (木)       

■ グラウンドワークの手法で青山新駅作ろう 盛岡市で始動

 2005年12月に開業予定のIGRいわて銀河鉄道青山新駅を、夢のあるすてきな駅にしたいと、地元町内会や子育てサークル、まちづくり団体の有志で組織する市民グループ・みんなでつくる青山銀河ステーションの会(丸山ちはや代表)が活動を始めた。同会は子供も参加できる駅づくりのワークショップを開催、その成果を要望書にまとめて事業主体の盛岡市へ提出する予定。実際の駅舎工事や駅完成後の管理にも積極的にかかわりたいとしている。市も活動に協力する考えで、全国的にも珍しい子供を中心としたグラウンド・ワーク手法による駅舎整備のきっかけになりそうだ。

 同会は青山まちづくり懇話会の有志をはじめ、NPO法人いわて子育てネット、子育て応援情報誌サークルママーズ、サークルミウィ、盛岡子ども劇場、協同組合ペネタ舎などが参加し5月に発足。これまで、地域や子供にかかわる活動に携わってきたメンバーが「未来を担う子供たちと一緒に駅舎を造りたい」と集まった。

 活動の第一段階となるワークショップは13日からスタート。県立大社会福祉学部講師の山本克彦さん、子どもの芸術遊び虹色の部屋を主宰する丸山代表らが、インストラクターを務め、駅に対する参加者の夢をくみ出す作業から着手する。

 地域の人への取材や同規模の駅の見学なども取り入れ、駅に求められる公共性や地域のニーズなども調査。おおむね4回のワークショップを経て市への要望書をまとめる。同会には建設や設計、環境教育などの専門家も加わっており、子供たちや地域の希望を生かした駅舎の図面作製などをサポート。要望書提出後も、理想の駅舎の実現に向け活動を続ける。同会の働きかけに対して市も前向きに応じることにした。

 同会の事務局の金野万里さんは「マイステーション意識があるのと無いのとでは、開業後の住民の協力体制もまったく違ってくる。特に将来、駅を利用する子供たちはワークショップを通じて、駅の役割や社会の仕組みも含めて多くのことを学ぶはず」と強調。「要望だけで終わらず、実際の工事や駅開業後のメンテナンスなども含めてかかわっていきたい」と張り切る。

 駅舎という公共性の高い建物のため、構造や予算など規制も伴うが、可能な範囲で市民がかかわる方法を見いだしていきたいという。

 同市の川端順二交通対策課長は「市としても市民協働のまちづくりを掲げており、駅舎に関する提言は大いに歓迎する。全面的に協力したい。安全性や構造上の制限などもあり、住民の希望通りいかないものも出てくると思うが話し合いながら、より良いものを造っていきたい」と話していた。

 ワークショップは13日、20日、27日、7月4日に開催。場所はいずれも同市の青山三丁目公民館。13日が午後1時から、そのほかの日は午前10時から。参加費は無料で誰でも自由に参加できる。


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