2004年 6月 11日 (金)       

■ 誇り守り時告げる 盛岡時計眼鏡商組合

時計供養の後、正午の時報とともに市指定有形文化財「時鐘」のつり鐘をつく組合員たち
【写真】時計供養の後、正午の時報とともに市指定有形文化財「時鐘」のつり鐘をつく組合員たち

 「時の記念日」の10日、盛岡市内の盛岡時計眼鏡商組合(川村陽吉組合長)では同日午前11時すぎから、組合員ら10人が出席して、内丸の桜山神社境内で時計供養が行われた。

 役目を終えた古時計に感謝しようと50年ほど前から行われている。組合員らが持ち寄った古い柱時計や置き時計など30点。最近はプラスチック製品が多くなり、木製の柱時計は少なくなっている。

 境内に山積みされた古時計の前に組合員たちが、時の記念日入りのたすきがけで参列。坂本広行宮司が供養した。これまでは時計を燃やして供養していたが、昨年からプラスチック製品の発生する有害なダイオキシン対策を考慮して中止している。

 組合員たちは正午の時報とともに鶴が池そばの市指定有形文化財、時鐘(じしょう)のつり鐘をついて市民に時を知らせた。

 時計職人として45年ほどになる馬場清正さん(64)は、昭和52年に独立して時計店を経営してきた。時計眼鏡商組合では当時54番目の加盟だった。時代とともに組合員は減少し、現在は12、13人だけとなった。時計職人のプライドを守っている馬場さんは、他の職業で独立している息子たちに「おれは80歳でもやるぞと言っている」と話していた。


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