2004年 7月 1日 (木)       

■ 収納率13年連続ダウン 盛岡市の03年度市税

 盛岡市財政部納税課のまとめによると、03年度の市税収納額は380億4千万円。収納率は90・82%と13年連続でダウンし、厳しい状況にあることが明らかになった。

 収納率は現年分で前年比0・11ポイント、滞納繰り越し分で0・44ポイントアップ。両方の収納率が前年度より上昇したのは94年度以来10年ぶりだが、合計では前年度の収納率91・02%を0・20ポイント下回った。

 収納額の内訳は現年度課税分が374億3千万円(収納率97・44%)、滞納繰り越し分が6億1千万円(同17・55%)。年度をまたいだ滞納繰り越し分の収納率の低さが、全体の滞納額を押し上げている。04年度の滞納繰り越し額は36億8千万円に達し、03年度に比べ約2億円増加した。

 東北6県の県庁所在都市の市税収納率は山形市が95・1%でトップ。仙台市93・0%、秋田市92・6%、福島市91・5%、青森市が91・2%で盛岡市は最下位にとどまっている。

 市は収納率の下降に歯止めを欠けるため、目標を02年度並みの91・02%に据え、対策を強化。電話や戸別訪問による催告や納税者の経済状況に応じたきめ細かい納付相談などに全力を挙げている。悪質な滞納者に対応するため財産差押吏員の資格を持つ職員も4人から27人に増やした。

 夜間の納付相談窓口は4月から月2回、午後6時から同8時まで市役所本館と都南、青山、太田の各支所で開設している。専門知識を持った国税局OBの支援も仰ぐ方針。

 同市の水口和雄財政部次長兼納税課長は「市税は使途が市の裁量で自由に決められる重要な財源。0・1ポイントでも収納率がアップすれば数千万円単位の財源が生まれる。納税者の不公平感を解消し、より多くの事業に財源を割くためにも協力をお願いしたい」と話している。


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