2004年 7月 1日 (木)       

■ 眼下には旧町の町並み 中心部に50b級マンション

 盛岡市中ノ橋通1丁目の旧葺手町周辺に高さ50b級のマンション建設計画が進んでいる。仮称サーパス中ノ橋は穴吹工務店が建築主で、今月までに整地を完了。同社は7月上旬に着工し、05年11月下旬の完成を目指している。盛岡の旧町の街並みが残り、各種まちづくり事業と接する一帯に他の建物群よりも頭一つ飛び出した高層マンションが整備される。

旧葺手町地内で建設計画が進んでいるマンションの建設現場
【写真】旧葺手町地内で建設計画が進んでいるマンションの建設現場

 建設現場は中津川左岸の中ノ橋通1丁目地内の似内旅館と道路を挟んだ向かい側。元高弥第2ビル、同名久井第2ビルなどの跡地。敷地面積1302・93平方b。

 マンションは鉄筋コンクリート造、高さ50・7bの14階建て。入居戸数は65戸。建築面積532平方b、延べ床面積6341・7平方b。

 同工務店盛岡営業所によると、今年3、4月に土地を取得。4月中旬ごろからビルの解体工事を始めた。

 周辺は106ビルが高さ約35bなどで、このマンションが完成すれば地区内で最も高層階になる見込み。ちなみに県庁が60b、市役所本庁舎が45b、マリオスが93b、盛岡東警察署が57bなど。

 6月の盛岡市議会の一般質問で浦川陽子氏(共産)が取り上げた。浦川氏によると、現在市内の分譲マンションは131棟、入居戸数は約8100戸あり、建設中ものを除くと高さ50b級が3棟、40b級は35棟あると言う。

 同営業所は、建物は周辺にある神社や街並みなど、景観に配慮したブラウン系の色で、敷地内には植栽が施される。地元の声を聞いて、道路を結ぶ連絡路は一般にも通行可能な工夫をしている。

 「盛岡市建築指導課、近隣住民と打ち合わせをしてきており、その中で当社として対応できることを計画に反映させた。色は既にある南大通、愛宕町に完成するものと同様、周辺に同調するもの。通路は完成後に居住者が管理組合の中で協議して決めるもの」と説明。

 市側は建設計画が法律に従って進められており、高さ制限や容積率などについて問題ないと認識。都市景観形成ガイドラインの位置づけに基づいて計画、地域住民の意向を踏まえて整備するよう要請したと話している。

 浦川氏は、まちづくりや住宅政策などの観点から、建築基準法上問題がなくても行政として、今後のマンション建設に関して景観の確保を踏まえた高さ制限などの規制を設けるよう求めた。


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