2004年 7月 3日 (土)       

■ 社会文化学科を開設へ 盛岡大学が学科再編

 盛岡大学(加藤章学長)は2005年4月、現在の文学部3学科体制から同4学科体制に改組する。文化思想、社会学、歴史文化財の3領域の専門研究ができる社会文化学科を新設するほか、従来の英米文学科を英語文化学科と改称。文学中心のカリキュラムから英語文化圏の生活、文化に焦点を当て、英語を話せる人材の養成を目指すという。

 定員は社会文化学科が40人、英語文化学科が60人。現行制度下で100人の定員があった英米文学科の定員を60人に減らし、減らした40人を新学科に割り当てる。改組に伴う学生数の増減はなく、1学年300人という従来の定員に変わりはない。

 社会文化学科は専任教官7人でスタート。文化思想、社会学、歴史の3領域の専門研究と歴史学、考古学、文化財保護などを体系的に学べることを売りにする。また、地域独自の文化などにも視野を広げ、地域からアジア、アジアから世界と地域を基点に視野の広い人材育成にも取り組みたいという。

 英米文化学科は専任教官11人でスタート。英米文学科よりも定員が40人減るにもかかわらず、教官は2人増やすなど、行き届いた少人数指導が目玉。少人数指導を高めることで、実践力のある英語教育を進めるという。

 加藤学長は「社会文化学科は変革する現代世界に対応するため、社会と文化を一体としてとらえようとする視点から生まれた。文化、社会、歴史と幅広い知識から、現代社会を総合的にとらえることが狙いだ。高校生にとっても、大学に入学してからそれぞれ興味のある領域を選ぶことができるなど、幅のある選択ができる望ましい道。教育目標でもある対話ある大学を一層進めたい」と新学科の設置の意義を述べている。

 英語文化学科について日景敏夫英米文学科長は「時代により即した人材、つまり英語をしゃべる日本人の育成を目指す。英語の少人数指導を進め、全学の英語能力の底上げにもつなげたい」と話した。

 同大が新学科を開設するのは1987年の日本文学科の開設以来18年ぶり。改組構想は学校法人盛岡大学の前身である生活学園開設から50周年を迎えたことを機に検討が始まったという。


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