2004年 7月 4日 (日)       

■  〈美術〉独特の表情を持つ布 さをり2人展

さをり織りの体験をする参加者と葭原香織さん(左)
【写真】さをり織りの体験をする参加者と葭原香織さん(左)

 手織り工房Yoo(ヨー)工房開き記念「さをり2人展」が6日まで、盛岡市月が丘の同工房で開かれている。主宰の葭原章子さんと娘の香織さんの作品約30点が展示されている。

 さをり織りとは、従来の伝統的な織物に比べて糸の選択や織り方が簡単。ウールや麻、綿、化学繊維など好きな糸を使用。縦糸や横糸を自由に変えたり、打ち込みの力加減によって独特の表情を出す。

 2月にさをり織りの指導者格「さをりリーダーズコミティ」を取得した香織さんは、選考の際に提出した課題作品を出展。縦糸と横糸の密度が粗い「アラアラ作品」や、10種類ぐらいの技法を一つの作品の中に入れるものなど課題はさまざま。

 頭を悩ませたのは「荒々しくて上品で派手で地味なマフラー」という課題。「勢いしかない。一発勝負」と織り始めたという作品は、ピンクや紫、黄色など多彩な色を使い、織り目の変化などで表現した。

 「さをり織りは、絵を描くのと同じ感覚で表現できる。工房の存在を近所の人たちにも知ってもらい、地域の中で頑張っていきたい」と話していた。

 同工房は、岩手町で開いていた「さをり工房40°」を母体とし、2003年8月に設立。同店ではコースターを2枚織ることができる体験コーナーも設置。材料費は500円、所要時間は約30分。

 午前10時から午後4時まで。入場無料。同市月が丘1丁目11の51。問い合わせは同工房(電話とファクス番号は019−646−2064)まで。


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