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| 【写真】藤沢狄森古墳群で行われた現地説明会。5基の古墳が新たに見つかった |
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矢巾町教育委員会主催の藤沢狄森(えぞもり)古墳群発掘調査現地説明会は3日、同町藤沢地内で開かれた。調査面積500平方メートルから古墳時代末期(7世紀中)ごろの古墳が大小5基見つかった。調査個所で累計72基となった。古墳群は規模8ヘクタール、古墳は300基と推測されている。南側1キロ先には9世紀の徳丹城跡がある。
新たに見つかった古墳5基のうち1基は、これまで確認された円形とは違う馬蹄(てい)型の「隅丸方形」状の珍しい古墳。今回見つかった古墳と古墳の間に溝を切らずに収まるように存在する。便宜上円形にしなかったと推測される。
同教委学務課によると、古墳群からは住居跡は確認されておらず、南側に住居用の区画が別途設けられているようだ。
担当した門脇耕一同課文化財係主事は「その後100年以上経過しても住居跡は古墳群跡には見られない。墓ということで当時の人も気味悪がって家を建てなかったのではないか。墓地の区画はしっかり分けられていた」と話している。
5基のうち外径17メートルで今まで検出された中で3番目の大きさとなる古墳ともう1基から、平安時代中ごろ(10世紀中期)の火山灰が確認された。10世紀前期の十和田A火山灰よりも年代の新しい朝鮮半島の白頭山の火山灰とみられる。
同古墳群は、唯一現存する1号墳が1957(昭和32)年に県指定史跡に指定された。場所は同藤沢地内の国道4号をはさんだ東西に広がり、面積は8ヘクタールに及ぶとみられる。古くは江戸時代から北方蝦夷が住んでいた場所だと認知されていた。
今回の調査は民有地のアパート建設に伴うもの。現在までの調査完了地は8ヘクタールのうちの1割に満たないという。
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